パソコン多いがスマホも多用…若年層の「情報検索」手段

2013/07/11 11:30

情報通信政策研究所は2013年7月5日に、「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」の報告書を同所公式サイト上で公開した。その内容によると調査対象母集団においでは、情報の検索をする時にもっともよく使う情報通信機器はパソコンだった。6割以上の人が「パソコンで情報の検索を一番よく行う」と答えている。次いで多いのは携帯電話(一般携帯電話とスマートフォンの双方)で2割強。歳が上になるほどスマートフォンの比率は上がり、社会人では4割近くに達している(【情報通信政策研究所:発表リリース一覧ページ】)。

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今調査の調査要件などは先行記事【トップは「携帯メール」、次いで「携帯通話」…若年層は家族との連絡に何を使うか】を参考のこと。

今調査対象母集団に対し、「情報の検索」をする際にもっともよく使う情報通信機器を聞いたところ、最多回答率の項目となったのは「パソコン(を使ったインターネット)」だった。61.8%は「情報を検索する時は、パソコンで探す」と答えている。


↑ 「情報の検索」に普段もっとも利用する手段や機器

全体では「パソコン6割、スマホ1/4」だが、属性別では大きな差異が見られる。まず男女別だが、男性と比べて女性はスマートフォンの比率が10%ポイント強高い。女性の方が機動力を活かし、社会生活の中で情報検索を活用しているということだろうか(スマートフォンの所有性向そのものは男性44.7%・女性46.2%でほとんど変わりが無く、「女性はスマートフォンの所有率が高いから、その分利用率も高くなる」という説明は道理が通らない)。

学生別に見ると、パソコン利用率は5割強-6割強で大きな違いが無いものの、「情報検索時に情報通信機器は使わない」とする回答率が学年を経るに連れて減り、その分スマートフォンが増えるような状態で変化していく。そして高校生になると「使わない」層はほとんどいなくなり、それ以降はパソコンのシェアをスマートフォンが奪う形となる。

社会人になるとスマートフォン38.4%・パソコン57.4%と、さらに差は縮まるが、これは多忙になり外出する機会が多くなるのが一つ、そしてスマートフォンの利用性向がさらに高まるのがもう一つの理由。

最後にスマートフォンの所有動向別だが、保有者は利用率がきわめて高く44.0%となり、パソコンの50.0%に肩を並べる程となる。他方非保有者は携帯電話での利用は5.4%でしかない。一般携帯電話でも検索できないことはないが、不便には違いなく、ならばパソコンで……という心境になるのも理解はできる。また2割が「利用しない」だが、これは単に小中学生のように情報通信機器そのものを持ち合わせていないのが多分と考えれば、納得もできよう。



所有者にとってスマートフォンは、単なる携帯電話ではなく、パソコンに近しい多彩な機能を持つ、情報通信端末の立ち位置を有している。移動中、さらには移動先で自前のパソコンが使えない屋内でも、パソコンに近い仕様で使える検索用端末としての能力を発揮する。

その検索スタイルに慣れてくると、多分に「目の前にパソコンがあっても」スマートフォンでの検索で済ませてしまう場面も出てくる。所有者の4割強が一番良く使う情報検索機器として、スマートフォンを挙げるのも、納得がいくというものだ。

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