携帯メールが圧倒的だがLINEが続く…若年層の友達との連絡手段

2013/07/08 11:30

情報通信政策研究所は2013年7月5日、「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」の報告書を同所公式サイト上で公開した。それによると調査対象母集団では、友達との連絡に用いる情報通信手段や機器として、もっともよく使われているのは「携帯電話(一般携帯電話とスマートフォン双方)でのメール」だった。4割近い人が「携帯電話を用いたメールを、友達との連絡には一番よく使う」と答えている。次いで「情報通信機器などは使わない」「LINE」が続いている。特に「LINE」は大学生、スマートフォン保有者に多い傾向がある(【情報通信政策研究所:発表リリース一覧ページ】)。

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今調査の調査要件などは先行記事【トップは「携帯メール」、次いで「携帯通話」…若年層は家族との連絡に何を使うか】を参考のこと。

今調査対象母集団に対し、友達(ただし今件の「友達」はリアルかインターネット上の友達かについての言及はない。回答者が「友達」と聞いた時に判断する内容に任されている)との連絡用にどのような情報通信手段や機器を「もっとも」よく使っているのか、一つだけ挙げてもらったところ、最多回答率を示したのは「携帯電話でのメール」だった。40.3%が答えている。


↑ 友達との連絡用に普段もっとも利用する手段や機器

次いで多いのは「使わない」で18.6%。「情報通信手段や機器を」使わないだから、直接口頭で話しかけるなどで済ませてしまうのだろう。その次に多いのは「LINE」で17.5%。「携帯電話での通話」の12.2%すら超えている。

また先行記事で記した「対家族」と比べると、Facebookやツイッターのようなソーシャルメディアを「もっとも」使う人もそれなりに多い。連絡内容に関して多分にプライベート性が低いことや気軽さもあり、これらでも構わないと考えて、用いている人がいるのだろう。

これを属性別に仕切り直したのが次のグラフ。


↑ 友達との連絡用に普段もっとも利用する手段や機器(属性別、一部)

「携帯電話でのメール」は小学高学年をのぞいたあらゆる属性で多用されているのが分かる。小学高学年で低いのは「使わない」が過半数を占めていることからも分かる通り、機器そのものを保有していないのが最大の原因。

一方「LINE」の動向を見ると、男性よりは女性の方が利用率が高い。その分「通話」は男性の方が多く、女性は「通話」の多分を「LINE」で代用しているようにも見える。

学生別に見ると大学生は3割強が「LINE」を挙げており、大学において大きく浸透している様子が分かる。とはいえ高校生や社会人でも2割を超えており、知人間コミュニケーションツールとして、若年層全体への普及が進んでいるようではある。特に社会人では(若年層限定ながらも)「通話」と「LINE」がほぼ同列なのが注目に値する。

最後にスマートフォン保有の有無だが、保有者は圧倒的に「LINE」が多く、34.7%にまで達している。「電子メール」との差異が一番少ないのもこの属性。逆に非保有者においては「LINE」は3.2%でしかない。一般携帯電話では機能がきわめて限定されることから、スマートフォンでの利用が主流となっている様子が分かる(「使わない」が多いのは、携帯電話そのものを持たない小学高学年や中学生の回答が多分に含まれているからだろう)。


元資料では属性別のFacebookやツイッターの利用率も記述されているが、数%程度でしかなく大勢に影響は及ぼさないこともあり、今回は省略している。多数属性で「通話」を超え、「メール」にすら近づきつつある「LINE」の利用率には、驚くばかりである。

今大いに利用している高校生や大学生が社会人となった時には、やはり「LINE」の利用は継続するのだろうか。今調査の「社会人」の部分を見る限りにおいては、多少の変化があるものの、引き続き利用しそうな雰囲気ではある。

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