トップは「携帯メール」、次いで「携帯通話」…若年層は家族との連絡に何を使うか

2013/07/07 15:00

情報通信政策研究所は2013年7月5日、「青少年のインターネット利用と依存傾向に関する調査」の報告書を公開した。それによると調査対象母集団においては、家族との連絡に用いる情報通信手段や機器として、もっともよく使われているのは「携帯電話(一般携帯電話とスマートフォン双方)でのメール」だった。4割近い人が「携帯電話でのメールを、家族との連絡には一番よく使う」と答えている。次いで「携帯電話での通話」「情報通信機器などは使わない」が続いている。男性は通話が多く、女性や高校生・大学生はメールの割合がひときわ高いなどの傾向が確認できる(【情報通信政策研究所:発表リリース一覧ページ】)。

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家族との連絡はメール、通話の順


今調査は2013年2月8日から12日にかけて、事前調査の10万4299サンプルから抽出した小中高校生、大学生、社会人(25歳まで)に対し、インターネット経由(小学生は保護者と一緒に回答)によって行われたもので、有効回答数は2609人。男女比はほぼ1対1、世代構成比は「小学4-6年生(小学高学年)」「中学生」「高校生」「大学生・社会人」でほぼ1対1対1対2。調査実施会社はマクロミル。

今調査対象母集団に対し、家族との連絡用にどのような情報通信手段や機器を「もっとも」よく使っているのか、一つだけ挙げてもらったところ、もっとも多い回答率を示したのは「携帯電話でのメール」だった。37.7%が答えている。


↑ 家族との連絡用に普段もっとも利用する手段や機器

無論これは「もっとも使う」なので、「携帯電話でのメール」回答者が「家族との連絡では通話は使わない」という意味ではない。とはいえ、若年層においては多分にメールでの意思疎通が家族間でも当たり前になっていると見て良い。

次いで多いのは「携帯電話での通話」で33.5%。「携帯”電話”」でありながら、通話機能があまり使われないとの話はこれまで複数の記事で触れているが、今件でもやはりメール機能が通話を押しのける形となった。

意外なのは「LINE」が4.1%も居ること。1/25だがメールでも通話でも無く、「LINE」を家族とのやりとりで一番良く使っている若年層がいることになる。ちなみに詳しくは別の機会で触れるが、今調査対象母集団でLINEを利用している人は38.2%、大学生に限れば6割を超えている。同世代ではスマートフォンの利用率もきわめて高いことから、スマートフォンを使うようになった若年層が、積極的に家族との対話に利用しているのだろう。

属性別で大きく異なる「家族との一番の手段・機器」


次のグラフは、上記の内容を属性別に見たもの。全部を収録すると雑多なものとなるので、項目を上位4つに絞っている。


↑ 家族との連絡用に普段もっとも利用する手段や機器(属性別、一部)

学生別に見ると、小学生は機器そのものを所有していないこともあり「使わない」が最多となる。一方高校生・大学生となると、携帯電話所有率も上がるためか、メール利用がグンと上がる。またメールがより使いやすいスマートフォン所有率が高いからか、中学生と比べると高校生・大学生の「通話」と「メール」の差異が大きいのが目に留まる。他方社会人になると、「通話」の方が増えてくるのも興味深いところ。

性別では男性は「通話」、女性は「メール」の方が多い。女性のメール好きが原因か、あるいは防犯用として用いる場面が多く、連絡頻度も高くなるため、メールの方が手間がかからないという配慮・事情もあるのかもしれない。

最後にスマートフォンの所有・非所有別だが、スマートフォン所有者は「メール」の利用率が高くなるのに対し、スマートフォン非所有者は「メール」「通話」がほぼ同列に並び、さらに「使わない」も肩を並べている。一般携帯電話の場合はメール利用のハードルが高く、また携帯電話そのものを所有していない事例もあるからだろう。

さらにいえば、スマートフォン所有者に限ると「LINEを家族との連絡にもっともよく使う」人が8.6%もいる。状況は多分に上での説明の通りだが、「LINE」がスマートフォンを介して親子世代間に浸透しつつあることを再認識させられるデータではある。


■関連記事:
【利用者の多いmixi、利用頻度の高いLINEやツイッター…主要ソーシャルメディアの利用頻度・利用率をグラフ化してみる】(2013年4月)

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