「インターネット選挙投票が実現すれば投票率は上がる」未成年者も6割強が期待

2013/07/07 10:00

ライフメディアのリサーチバンクは2013年7月3日に同公式サイトにおいて、未成年者とインターネット選挙運動に関わる調査結果を発表した。その調査結果によれば「未成年者で構成される調査対象母集団」においては、回答者が成人した場合に選挙の投票をしたい人は9割に達することが分かった。ただしその半数は「興味のある選挙には」という条件がついており、「必ず投票」は全体の4割強でしかない。また将来スマートフォンやパソコン経由による、インターネットの選挙投票が実現すれば、投票率は今より上がると考えている人は6割を超えていた。多分の未成年者が、インターネット選挙投票に期待をしていることが分かる(【発表リリース:未成年者のネット選挙に関する調査】)。

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「成人したら投票したい」9割、しかしその半数は「興味があれば」


今調査は2013年6月28日から7月1日に渡り、インターネット経由で16歳-19歳の男女に対して行われた。有効回答数は787件。男女比は330対457。

回答者は未成年者のため選挙権は無いものの、あと数年も経てば成人し、投票が出来るようになる。そこで自らが20歳になったら選挙の投票をしたいか否かを聞いたところ、9割近くの人は「投票する」と答えた。


↑ 自分が20歳になったら選挙の投票をしたいと思うか(16-19歳回答)

ただし9割が全員、すべての選挙で投票をするわけではない。そのうちの半数以上は「興味のある選挙には投票」と条件をつけており、興味関心の無い選挙には投票しないことを示唆している。今後回答者自身の立ち位置の変化で投票意欲が増す可能性はあるものの、選挙に対する若年層の見方の一端を見せられる結果ではある。

また男女別では女性の方がはるかに「興味のある選挙には投票」の回答率が高い。「投票派」全体では男性とあまり変わらないものの、投票意欲は低く、これもまた由々しき傾向ではある。

「インターネットで投票が出来たら投票率は上がる」は6割強


若年層の投票率が低い一因には、投票に行くのが面倒だとの話がある。それでは現行法では制度化されていないが、将来スマートフォンやパソコンを用いてインターネット上から選挙の投票が可能になった場合、投票率は今より上がるだろうか(無論現行の投票用紙による投票も併用されるという前提)。

その問いに今調査対象母集団の若年層が答えた結果は次の通り。6割以上が「上がる」と回答した。


↑ 現時点では行われていないが、将来スマートフォンやパソコンから選挙の投票が可能となったら、投票率は今より上がると思うか(16-19歳回答)

「変わらない」は2割強で、「むしろ下がる」は2%前後でしかない。男女とも差異はほとんど無く、少なくとも投票率においては「現状維持以上の成果が望める」と考えている人はほぼ9割だというのが分かる。

無論手間や経費の問題をはじめ、不正の取り締まりやイレギュラーな状況への対処など、現行の投票システムと比べると導入時点でも運用を始めてからでも、インターネット投票が実現化するとなれば、対処しなければならない問題は多い。状況的には確定申告の電子申請のようなものになるのかもしれないが、特に若年層の投票率の低さが問題視されている昨今においては、考査に値する話といえよう。


■関連記事:
【若年層の意見力は団塊世代の三分の一!? 投票者ピラミッドをグラフ化してみる】(2010年2月)

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