テレビが一番、新聞二番…70代のメディア接触性向を探る

2013/07/04 14:45

博報堂DYメディアパートナーズ メディア環境研究所は2013年7月2日、東京在住の70代におけるメディア接触や生活意識・消費行動に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、一日平均で3時間半ほどテレビを視聴し、ラジオや新聞も1時間前後利用していることが分かった。パソコンや携帯電話からのインターネットへのアクセスはさほどないが、メディア接触の総時間は20代よりも長い傾向が確認できる(【発表リリース:70代のメディア接触と生活意識・消費行動に関する調査報告】)。

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今調査は東京在住の70代の男女に対して郵送調査方式で行われたもので、有効回答数は227件。男女比は101対126。70代前半は123人、後半は104人。

調査対象母集団に対して主要なメディア、具体的にはテレビ、ラジオ、新聞、パソコン(ネット)、携帯電話(ネット)の、1日あたりの平均接触時間を尋ねたところ、全体ではテレビの時間がもっとも長く、平均で211.7分という結果が出た。約3時間半テレビを見ている計算になる。


↑ 年齢・性別メディア接触時間(一日あたり、分)(2013年)(70代)

データの取得方法や回答項目などは、以前同研究所が公開した「メディア定点調査2013」と同じ様式を用いている(【さらに増加のモバイル利用、減るテレビとPC…メディア接触時間推移(2013年)】が解説記事)。そこで参考値として20代の値を併記している。

70代全体で見ると、メディア接触時間の半分以上をテレビで費やしている。残りのうちラジオと新聞が1時間位ずつ、デジタル系メディアはパソコンと携帯電話を合わせても30分強でしかない。男女別に見ると、女性の方がテレビやラジオに対する接触時間が長く、新聞はやや短め。代わりに雑誌が長めとなっているが、デジタル系は男性よりさらに短い。

20代と比べると男女ともにテレビの視聴時間が2倍近く長く、ラジオも長め。特に女性のラジオ視聴時間は20代と70代で5倍近くもの差を示している。

紙媒体では雑誌の差異はさほど大きくはないが、新聞の違いは男性で4.5倍、女性では4.4倍。新聞の方がいわゆる「世代間格差」は大きいようだ。

またデジタル系メディアへの接触時間が大きく異なるのも特徴的。グラフでは緑系統で示しているが、20代がメディア接触時間合計の半分前後を占めているのに対し、70代では1割前後でしかない。



メディアとの接触は多かれ少なかれその人の考えや行動に影響を及ぼす。それまでに過ごしてきた環境や時代背景、身体的な問題によるものとはいえ、これだけ接触メディアの構成内容が異なるものとなれば、考え方や行動様式に違いが生じてもおかしくはない。

あくまでも今件は東京在住の70代を対象にしたものだが、世代をまたいだ事象を考える際には、大いに参考になる結果といえよう。

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