スマホはポケットやカバンに収納、タブレット機は大型ほど自宅利用が多い

2013/07/01 20:45

東京工芸大学が2013年6月26日に発表した「ウェアラブル・コンピューターに関する調査」によれば、スマートフォン利用者から成る調査対象母集団においては、ほとんどの人が外出時には「ポケットやかばんの中にしまい」、移動することが分かった。手に持ったり、首からぶら下げるなど、体に装着する人は5%強しかいない。またタブレット機では「外出時に持ち出さない」人も多く、自宅や職場などの屋内専用として使っている人が多いことが確認できる(【発表リリース(PDF):ウェアラブル・コンピュータに関する調査】)。

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今調査の調査方法などについては、先行記事の【スマホ利用者の5割近くは「無いと落ち着かない」、iOSはさらに高い傾向】で解説済みなので、そちらで確認してほしい。

今調査対象母集団で主要携帯端末の所有動向を聞いた結果が次のグラフ。スマートフォンでは利用者=所有者なこと、その中ではカメラ(実質的にデジタルカメラと見て良い)は6割もの所有率を見せていることが分かる。


↑ 携帯端末の所有率(スマートフォン利用者対象)

ビデオカメラ(こちらもデジタルだろう)は1/3程度、iPodなどのポールオーディオプレイヤーの所有率が意外に低いように見えるが、これはスマートフォンが兼用しているものと考えられる。またタブレット機は小型(7-9インチ)、大型(10インチ以上)、それぞれ1割強。

これらの携帯端末の保有者に、外出時の携帯方法を聞いたところ、スマートフォンでは9割以上の人が「ポケットやカバンの中にしまう」と答えていた。手に持ったまま、あるいは入館証のように首から下げるスタイルを用いている人は5.6%でしかない。


↑ 携帯端末の携帯方法

重さや大きさ、そしてふとしたはずみで落とした時のリスクの高さを考えると、スマートフォンを体に装着する方法はあまり現実的ではないのだろう。

一方タブレット機の動向を見ると、体に装着する人はさらに少数となる。電車内でも鞄のように脇に抱えてタブレット機を持ち運ぶ人を時々見かけるが、やはり少数派でしかない。多くは鞄などに収めての移動となる。

また冒頭でも触れている通り、「外出時に持ち出さない」人が多く、とりわけ大型機ではその比率が高くなる。タブレット機を「屋内」携帯端末として利用する(この場合、使用内容も合わせスマートフォン的なというよりは、ノートパソコン的な使い方となる)スタイルは、結構浸透しているようだ。

やや気になる、そして一つの仮説が導けるのは、「ポータブルオーディオプレイヤー」「カメラ」「ビデオカメラ」の「利用していない」率の高さ。今件は「所有」者を対象としていることから、「かつてこれらの端末を使っていたものの、携帯性・機動力の高さも合わせ、スマートフォンに利用を統括するようになり、ホコリをかぶるようになった」現状が想像できる(これらの回答者は必ずスマートフォンを所有・利用している)。

個々の機能では個別の端末の方が高性能な場合も多いが、コンパクトに一つにまとまり、1端末の持ち出しですべてがまかなえるのなら、専用機の必要性は低くなる。結果として、(現在は)「利用していない」という次第である。今後さらにスマートフォンの機能が高まり、充実したアプリが登場するに連れ、類似の携帯端末の「お蔵入り」状況は、さらに進むことになるだろう。

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