「結婚したい、でも出来ない」その理由は「出会いが無い」、そして…

2013/06/27 14:45

連合が2013年6月21日に発表した「結婚や子供、子育てに関する調査結果」によれば、調査対象母集団のうち未婚で、結婚したいと思う一方で現実的には出来ないだろうと考えている人にその理由を尋ねたところ、「出会いが無い」がもっとも多い回答となった。7割超えの人が理由として挙げている。次いで「異性と上手く付き合えない」「経済的な不安がある」が続いている。男女別では女性の場合、「出会い」「異性との上手い付き合い」などの点で男性を上回る値を示している(【連合:世論調査一覧ページ】)。

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結婚をしたいができないその理由とは


今調査は2013年4月26日から5月2日に渡り、携帯電話を用いたインターネット調査で行われたもので、調査対象は20歳-49歳の男女。未既婚や就労状態は問われていない。有効回答数は3000人で、世代構成比は10歳単位にて均等割り当て。調査機関はネットエイジア。

今調査対象母集団のうち未婚で結婚をしたいと考えている人に、自分の願望とは別に、実際に自分は結婚できるか否かを聞いたところ、1/3ほどが「できる」と答えていた。一方「できない」とする人も2割を超えている。


↑ 自分は結婚できると思うか(未婚で結婚したい人対象)

出来る・出来ないの判断が難しい人が4割を超えているが、これは「結婚したい人」の中には現時点で相手も特定しておらず、イメージ的な願望の人もいることからのものだろう。

それよりも気になるのは、「結婚したい」と考えているにも関わらず、同時に「無理だろうな」という発想が同時に頭に浮かぶ人。したいのにできない理由は何だろうか。それを複数回答で聞いた結果が次のグラフ。


↑ 結婚できないと思う理由(したいが出来ないと考えている人対象、複数回答)

最上位は「出会いが無い」。結婚という生活様式に憧れていても、対象となる異性が居なければそれを果たすことは物理的に無理。職種形態によっては職場は同性ばかり、その他の場面で出会いを見つける時間も無く、月日ばかりが流れていく……という事例が多分に考えられる。あるいは「出会いがない」を理由に、自分自身を納得させている面もあるのかもしれないが。

次いで多いのは異性に対する対応での不安。異性が元々苦手、あるいは経験が浅く、長年に渡って同じ場所・時間を共有して生活できるのか、という不安を持つのは、同意する人も少なくないだろう。「家庭を築く自信がない」も類似項目といえる。

一方で自分自身の理由として「経済的な不安」「雇用不安定」のような「避けられるものなら避けたい系」のもの、「結婚観が合う人が居ない」「やりたいことがまだある」「自分の理想が高い」など、自身による何らかの強い意志・思惑で結婚が難しいとの結論に至る人も少なくない。

男女別に見ると……


この「結婚したいができないと考えている、その理由」を男女別に見ると、男女の結婚に対する考え方が透けて見えてくる。


↑ 結婚できないと思う理由(したいが出来ないと考えている人対象、複数回答)(男女別)

男性は「出会いが無い」「経済的な不安」「異性と上手く付き合えない」の順。世帯を持つと多くは男性が収入的な面から家計を支えるため、経済的な面での不安を抱えるのは理解できる。

一方女性では「出会いが無い」は最上位で変わらないものの、次いで「異性とうまく付き合えない」が次に付き、その次は「家庭を築く自信がない」となる。また、上位2つ「出会い無し」「異性との付き合いに難儀」は男性よりも高い値を示している。男性諸氏からは意外に思えるかもしれないが、(結婚願望がありつつ、実現は難しいと考えている人に限れば)女性の方が異性も含めた人付き合いに苦手感を覚える人が多いようだ。

さらにいえば、その他多くの項目で男性よりも女性の方が高い値を示している。客観的に正しいか否かはともかく、女性は結婚観においては自分自身に厳しい目を向けているようにも見える。



やや余談になるが、雇用形態別でも今項目は結果が出ている。そこで正規・非正規で差が大きく出た3項目を挙げておく。


↑ 結婚できないと思う理由(したいが出来ないと考えている人対象、複数回答)(雇用形態別、一部)

雇用はそのまま経済的な支えとなるため、非正規という不安定な状態自身がマイナス要素となる。そして非正規雇用で生じる経済的な不安が、家庭形性への自信を喪失させていく。非正規労働者が結婚願望を持ちながらも、あきらめざるを得ない状況が、良く見える結果といえよう。

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