パソコンを大きく上回るスマホやタブレットなど…利用端末別ソーシャルメディア利用率動向(最新)

2019/07/31 05:02

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2019-0722昨今ではモバイル端末のスマートフォンとタブレット型端末の普及が目覚ましいが、これらの端末の浸透を大いに助け、また逆にそれらの普及で利用者が大きく伸びているのが、ウェブサービスのソーシャルメディア。それでは実態としてどれぐらいの人が、どの端末を使ってソーシャルメディアを利用しているのだろうか。総務省が2019年5月31日に発表した「通信利用動向調査」の詳細公開値を用い、その実情を確認していくことにする(【発表ページ:通信利用動向調査】)。

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今調査の調査要項は先行記事【自宅パソコンのインターネット接続回線の種類をグラフ化してみる】で解説済み。必要な場合はそちらを参考のこと。

先行記事の【インターネット機器としての個人の携帯電話やパソコン利用率をグラフ化してみる】で解説した通り、インターネットへのアクセス手段としてパソコンを使っている人は5割近く、携帯電話(従来型携帯電話とスマートフォンの双方合わせて)で6割台との結果が出ている。またタブレット型端末では2割台。

↑ インターネット機器としての個人の機器利用率(全体比、パソコンと携帯電話、年齢階層別)(2018年)(再録)
↑ インターネット機器としての個人の機器利用率(全体比、パソコンと携帯電話、年齢階層別)(2018年)(再録)

↑ インターネット機器としての個人の機器利用率(全体比、パソコン以外、年齢階層別)(2018年)(再録)
↑ インターネット機器としての個人の機器利用率(全体比、パソコン以外、年齢階層別)(2018年)(再録)

それでは昨今のインターネットでは欠かすことができないウェブサービス「ソーシャルメディア」(ここではFacebookやツイッター、mixiのようなSNSに限らず、世間一般においてソーシャルメディアと認知されているLINEなども含む(質問票にも記載あり)。ただし広義のソーシャルメディアでは該当するブログや掲示板、動画投稿・共有サイトは、別選択肢として用意されているため、ここでは含まれない)に関して、いかなる端末からアクセスされているのだろうか。それを確認していく。

次のグラフは「該当機種でインターネットを利用している人」のうち「該当機種でソーシャルメディアを利用している人」の割合を表したもの(利用サービス無回答者は計算から除外)。

例えばタブレット型端末では70.7%と出ているが、これは「タブレット型端末を利用してインターネットにアクセスする人のうち、70.7%がソーシャルメディアを利用している」ことになる。「ソーシャルメディア利用者の70.7%がタブレット端末利用者」「インターネット利用者の70.7%がタブレット型端末でソーシャルメディアを利用している」を意味するのでは無いことに注意。要は「各機種によるインターネット利用者における、ソーシャルメディアへのアクセス率」を示している。

↑ ソーシャルメディア利用率(利用端末別)(2018年)
↑ ソーシャルメディア利用率(利用端末別)(2018年)

パソコンは6割強、従来型携帯電話は4割強。そしてスマートフォンが7割強、タブレット型端末も7割強。意外なことにテレビでは8割近く、家庭用ゲーム機などでも7割近くとの値が出ている…というよりは、テレビがいくぶん大きい程度で、この4端末はいずれも7割前後とほぼ横並び。

今件は家庭内・家庭外双方を合わせた値であること、上記にある通り「ソーシャルメディア利用者全体に占める比率」では無く、「各端末におけるインターネット利用者に占める比率」なことに留意する必要があるが、パソコンよりもスマートフォン・タブレット型端末の方が、そして携帯電話においても従来型携帯電話よりスマートフォンの方が、ソーシャルメディアとの相性がよいことがあらためて確認できる結果となっている。

これをソーシャルメディアおよびそれに類するサービス(広義でのソーシャルメディア)で確認したのが次のグラフ。

↑ ソーシャルメディアなどの利用率(利用端末別・行動様式別)(2018年)
↑ ソーシャルメディアなどの利用率(利用端末別・行動様式別)(2018年)

それぞれの機種でよく利用されている、相性のよいソーシャルメディアなどの種類の違いがよく出る結果となっている。狭義のソーシャルメディアや無料通話アプリなどはパソコンよりスマートフォンによる利用率が高く、ウェブやブログではスマートフォンよりもパソコンの方が利用率が高い。またテレビでは多様なソーシャルメディア系サービスが活用されているのも分かる。電子メールの送受信は家庭用ゲーム機がやや低い値だがそれでも7割以上で、それ以外は8割以上という高い値を示しており、機種の性能・特性に捕らわれない低いハードルのツールであることも確認できる(あくまでもそれぞれの機種によるインターネット利用者全体に占める割合であり、絶対数では無いことに注意)。

電子メールを除けば従来型携帯電話利用者に占める値が低いのは、端末の機能そのものが低く未対応の場合もあるので仕方が無いとの見方もある。最近ではサービスを打ち切る事例も多々見受けられる。他方、テレビや家庭用ゲーム機が、イメージ以上にソーシャルメディアの利用に活用されている実態もうかがい知れる。

特に動画投稿・共有サイト(YouTubeやニコニコ動画など)は、テレビ利用者と家庭用ゲーム機ともにその機種でのインターネット利用者の8割強が利用している計算になる。これらの環境下によるインターネットアクセスにおいては、動画投稿・共有サイトはFacebookやツイッターなどのソーシャルメディア以上に、コミュニケーション系サービスとして浸透していると解釈することもできよう(もっとも動画共有サイトの場合は、多分に視聴がメインで、一方向性的な面、やや強引だが「利用者が自在に検索し選択できる映像コンテンツ局」としての認識が強いのだが)。


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