実名使ってる? プロフィール写真は自分の顔?…Facebook利用者のプライバシーオープン度

2013/06/22 20:00

2013年6月19日にライフメディアのリサーチバンクが発表した、Facebookの利用動向に関する調査結果によると、調査対象母集団のうちFacebook登録者では、8割強の人が実名で登録していることが分かった。実名を含んだ愛称も合わせ、非実名での登録者は1割強に留まっている。一方、プロフィール写真に「自分の顔が判断できる写真」を使っている人は1/4足らずでしかなかった。自分の写真を使わない人は6割を超えている(【発表リリース:Facebook(フェイスブック)に関する調査】)。

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実名登録者は8割強


調査対象母集団の詳細などは先行する記事【Facebook登録率37.5%、しない理由は「実名登録がイヤ」「不要」】で解説している。

Facebookは実名、本人顔写真を用いたプロフィール登録が原則とされている。登録者本人を特定し、知人などから容易に判断してもらえるようにするためだ。

一方で個人の特定が容易となるため、プライバシー上のリスクを懸念する人も多い。先行する記事でも触れているが、Facebookに登録しない人の非登録理由の最上位は「実名登録がイヤ」だったことからも、特に日本ではこの部分がネックとなっているのが分かる。


↑ なぜFacebookに登録しないのか(していない人限定、複数回答)(再録)

それではFacebookに登録している人は、そのすべてが実名を用いているのだろうか。今調査対象母集団では83.1%の人が実名登録の上、利用していた。


↑ Facebookに実名で登録をしているか(Facebook登録者限定)

男女差ではやや女性の方が実名率が高いが、実質的に誤差の範囲。7%は実名を含めた愛称を用い、「実名が分かる人ならある程度判断できる」レベルでの実名公開を行っている。他方、実名とはリンクしない愛称(ネット上のみでのハンドルネームなど)を用いている人も1割程度居る。

インターネット上のコミュニケーションで匿名主義が主流だった日本における回答としては、やや意外にも思える実名率の高さかもしれない。しかし、過去何度も「非実名利用者のアカウント削除」が行われている実績があることから、そのリスクを避けるために仕方なく、という面もある。

顔が判断できる写真を使っている人は約1/4


一方、プロフィール写真に自分の写真を使っている人は4割足らず、顔が判断できる写真に限定すれば1/4程度でしかない。


↑ Facebookのプロフィール写真に自分の写真を使っているか(登録者Facebook限定)

Facebookのプロフィール写真は、顔が判断可能な写真の展開が「原則」だが、正直なところ実名利用と比べてそれほど厳しいものではない。ただし一目で個人が特定できない写真を使った場合、知人(元知人や同級生など)から判断がつきにくく、「Facebookを通じて過去の知り合いとの再会が果たせました」的な機会が減ることになる。これはメリットとデメリットを天秤にかけ、個人の判断に任せるしかない。

今件調査では、全体で15.1%が「顔が分からない実写真」、60.4%が「自分の顔写真以外」を使っている。後者は「自分の似顔絵」を用いている人も多分にいるだろうが、女性の方が顔の判断が可能な写真の利用率が低いことも合わせ、実写公開への抵抗感、リスクへの懸念が強いものと判断できる。

単に「シャイだから」というものでは無い。プライバシーへの侵害リスクだけでなく、写真そのものの悪用の可能性もあわせ、顔写真の利用率が低めな結果に終わっているのは、仕方のない話なのかもしれない。

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