従来型携帯電話とスマートフォンのネット利用状態をグラフ化してみる(年齢階層&男女別編)(最新)

2018/06/11 05:14

2018-0607先行記事【従来型携帯電話とスマートフォンのインターネット利用状態をグラフ化してみる】において、総務省が2018年5月25日に発表した「通信利用動向調査」の詳細値を基に、携帯電話(従来型携帯電話(PHSを含む)・スマートフォン双方)を用いたインターネットの利用状況を確認したが、スマートフォンの浸透が大いに進んでいる実情を知ることができた。一方、スマートフォンの利用においては親和性の高いソーシャルメディアとの相性がよい女性の方が、男性よりも積極的であるとの調査結果も複数見つけることができる。それでは今件「従来型携帯電話・スマートフォンによるインターネットの利用状況」では男女差は生じているのか、出ているとすればどれほどのものなのか。その実態を確認していく(【発表ページ:通信利用動向調査】)。

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今調査の調査要項は先行記事【自宅パソコンのインターネット接続回線の種類をグラフ化してみる】で解説済み。必要な場合はそちらを参考のこと。

今回グラフ化して状況を確認するのは、「モバイル端末(スマートフォンを含み、タブレット型端末は含まない)」に限定した、その端末を利用しての「インターネットの利用率」。インターネットの利用傾向に関する各種回答から、(全体における)「従来型携帯電話(PHSを含む)のみ利用」「スマートフォンのみ利用」「従来型携帯電話・スマートフォン双方を利用」の3項目に区分する。

まずは年齢階層別構成比。先行別途記事でも掲載したもので、男女合わせての値である。なお一連の値は調査対象母集団全体(ただし未回答者を除く)に対するもの。携帯電話利用者限定、インターネット利用者限定では無いことに注意。

↑ モバイル端末によるインターネット利用状況(過去1年間、年齢階層別)(2017年)(再録)
↑ モバイル端末によるインターネット利用状況(過去1年間、年齢階層別)(2017年)(再録)

若年層のスマートフォンの浸透率の高さ、そして70代以降では「携帯インターネット」が事実上「従来型携帯電話」経由優勢であり、「スマートフォン」は脇役な状態などがうかがえる。

そしてこれを男女別に区分し、それぞれについて再計算をしたのものが次のグラフとなる。

↑ モバイル端末によるインターネット利用状況(過去1年間、男性、年齢階層別)(2017年)
↑ モバイル端末によるインターネット利用状況(過去1年間、男性、年齢階層別)(2017年)

↑ モバイル端末によるインターネット利用状況(過去1年間、女性、年齢階層別)(2017年)
↑ モバイル端末によるインターネット利用状況(過去1年間、女性、年齢階層別)(2017年)

全体値では男女で利用率は変わらず、中学生以上中年層までは男性よりも女性の方が高めの値を示している。特にスマートフォン利用率においてその差が大きく出ているのが特徴的。20代女性の88.3%はスマートフォンでインターネットにアクセスしている≒スマートフォン所有者である(20代男性は87.4%)。

中年層では女性の方がスマートフォンの利用率が高い状況は、冒頭で触れた通り、ソーシャルメディアとスマートフォンの相性のよさと、女性とソーシャルメディアの関連性の深さが関係しているのだろう。

60代後半以降ではモバイル端末によるインターネットの利用率は、男性の方が高い値を示す。高齢になるほど全モバイルアクセスのうちスマートフォン率が減っていく傾向に変わりは無いのだが。



やや余談的な話になるが、次に示すのは直近年2017年における、各属性・項目別の前年からの変化度合いを%ポイントで示したもの。

↑ モバイル端末によるインターネット利用状況(過去1年間、男性、前年比、年齢階層別、ppt)(2017年)
↑ モバイル端末によるインターネット利用状況(過去1年間、男性、前年比、年齢階層別、ppt)(2017年)

↑ モバイル端末によるインターネット利用状況(過去1年間、女性、前年比、年齢階層別、ppt)(2017年)
↑ モバイル端末によるインターネット利用状況(過去1年間、女性、前年比、年齢階層別、ppt)(2017年)

全体値の動向でも言及しているが、2017年分の統計結果ではモバイル端末を中心に若年層から中年層においてイレギュラー的な減少傾向が起きている。そして人口構成比における高齢者比率の増加の影響もあり、全体値でもマイナスの結果が多々出る形となっている。

今件に限れば男性は若年層のスマートフォン、女性では中年層以降の従来型携帯電話において大きな減少が確認できる。単純なイレギュラー的動きだとは思われるが、男女でこれだけ際立った違いが出るのも珍しい。


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