若年層では女性の方がスマホ利用率は高い…従来型携帯電話とスマートフォンのインターネット利用状態(年齢階層&男女別編)(最新)

2021/07/08 03:41

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2021-0629先行記事【従来型携帯電話とスマートフォンのインターネット利用状態をグラフ化してみる】において、総務省が2021年6月18日に発表した「通信利用動向調査」の詳細値を基に、携帯電話(従来型携帯電話(PHSを含む)・スマートフォン双方)を用いたインターネットの利用状態を確認したが、スマートフォンの浸透が大いに進んでいる実情を知ることができた。一方、スマートフォンの利用においては親和性の高いソーシャルメディアとの相性がよい女性の方が、男性よりも積極的であるとの調査結果も複数見つけることができる。それでは今件「従来型携帯電話・スマートフォンによるインターネットの利用状態」では男女差は生じているのか、出ているとすればどれほどのものなのか。その実態を確認していく(【発表ページ:通信利用動向調査】)。

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今調査の調査要項は先行記事【自宅パソコンのインターネット接続回線の種類】で解説済み。必要な場合はそちらを参考のこと。

今回グラフ化して状況を確認するのは、「携帯電話(従来型携帯電話(PHS含む))とスマートフォン」に限定した、その端末を利用しての「インターネットの利用率」。インターネットの利用傾向に関する各種回答から、(全体における)「従来型携帯電話のみ利用」「スマートフォンのみ利用」「従来型携帯電話・スマートフォン双方を利用」の3項目に区分する。

まずは年齢階層別構成比。先行別途記事でも掲載したもので、男女合わせての値である。なお一連の値は調査対象母集団全体(ただし未回答者を除く)に対するもの。携帯電話利用者限定、インターネット利用者限定ではないことに注意。

↑ 携帯電話によるインターネット利用率(過去1年間、年齢階層別)(2020年)(再録)
↑ 携帯電話によるインターネット利用率(過去1年間、年齢階層別)(2020年)(再録)

若年層から中年層までのスマートフォンの利用率の高さ、そしてすべての年齢階層で「携帯インターネット」が事実上「スマートフォン」経由優勢であり、「従来型携帯電話」は脇役な状態などがうかがえる。

そしてこれを男女別に区分し、それぞれについて再計算をしたのものが次のグラフとなる。

↑ 携帯電話によるインターネット利用率(過去1年間、男性、年齢階層別)(2020年)
↑ 携帯電話によるインターネット利用率(過去1年間、男性、年齢階層別)(2020年)

↑ 携帯電話によるインターネット利用率(過去1年間、女性、年齢階層別)(2020年)
↑ 携帯電話によるインターネット利用率(過去1年間、女性、年齢階層別)(2020年)

全体値では男性の方が利用率は高いが、中年層までは男性よりも女性の方が高い値を示している。特にスマートフォン利用率においてその差が大きく出ているのが特徴的。20代女性の91.1%はスマートフォンでインターネットにアクセスしている≒スマートフォン所有者である(20代男性は89.8%)。

50代までにおいては女性の方がスマートフォンの利用率が高い状況は、冒頭で触れた通り、ソーシャルメディアとスマートフォンの相性のよさと、女性とソーシャルメディアの関連性の深さが関係しているのだろう。

60代前半以降では携帯電話によるインターネットの利用率は、男性の方が高い値を示す。高齢になるに連れて全モバイルアクセスのうちスマートフォン率が減っていく傾向に変わりはないのだが。



やや余談的な話になるが、次に示すのは直近年2020年における、各属性・項目別の前年比。

↑ モバイル端末によるインターネット利用率(過去1年間、男性、前年比、年齢階層別、ppt)(2020年)
↑ モバイル端末によるインターネット利用率(過去1年間、男性、前年比、年齢階層別、ppt)(2020年)

↑ モバイル端末によるインターネット利用率(過去1年間、女性、前年比、年齢階層別、ppt)(2020年)
↑ モバイル端末によるインターネット利用率(過去1年間、女性、前年比、年齢階層別、ppt)(2020年)

男女ともに全年齢階層でスマートフォンのみの利用率が増加している。特に高齢層、そして男性に限れば未成年での大きな増加が目にとまる。一方で従来型携帯電話のみの利用率は落ち込んでいるが、若年層では逆に増加している動きもある。

従来型携帯電話のみ・従来型携帯電話とスマートフォン双方のマイナス値と、スマートフォンのみの利用率のプラス値との間には大きな開きがある年齢階層が多いことから、多くの層で従来型携帯電話からのシフトではなく、新たににスマートフォンを利用するようになったのだろう。


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