「セルインメイ」が遅れて到来?…海外投資家、3週ぶりの買い超し(13/06/13)

2013/06/13 16:15

東京証券取引所は2013年6月13日、同所の公式サイトにおいて、2013年6月3日から6月7日(6月第1週)の株券の投資部門別売買状況を発表した。その公開資料によれば該当週に海外投資家が株を売った総額は10兆1696億9464万0000円、それに対して買い総額は10兆3305億1687万9000円となり、差し引きで1608億2223万9000円の買い超しとなった。これは先週から転じて3週ぶりの買い超しとなる。なお法人は売り超しに転じ、個人も売り超しに転じ、証券会社も売り超しに転じている(【投資部門別売買状況の発表リリースページ】)。

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6月3日-6月7日の各部門別の売買動向は次の通りとなる。

・法人……9032億9986万3000円/8871億8453万0000円(161億1533万3000円売超)
・個人……4兆6982億1685万1000円/4兆5571億8629万4000円(1410億3055万7000円売超)
・海外投資家……10兆1696億9464万0000円/10兆3305億1687万9000円(1608億2223万9000円買超)
・証券会社……4220億2682万9000円/4184億3399万2000円(35億9283万7000円売超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、直近5週間における海外投資家の動向推移は次の通り。

5月7日-10日……7271億1961万9000円買超
5月13日-17日……6296億8901万4000円買超
5月20日-5月24日……44億0063万2000円売超
5月27日-31日……1270億1295万6000円売超
6月3日-7日……1608億2223万9000円買超

日本では祝祭日の無い月、6月に入ったこともあり、今回計測週も当然のごとく5日フル営業日数での相場進行。先週の記事でも言及したが、アメリカの金融政策における緩和の早期縮小懸念が大きく市場を揺るがしており、これが現物株式からの逃避と、低リスク貨幣の円への流れ込みを呼び、円高に拍車がかかることとなった。そして円高はさらなる株安をもたらし、コンボ状態にある。

相場におけるアノマリーの一つとして「セルインメイ」(決算期の関係から、5月は売り市場・下げ相場となりやすい)があるが、これがややタイミングをずらして到来した感は否めない。さらに6月7日にはメジャーSQがあるため、これに向けた仕掛け的な香りもゼロとはいえない。

日経平均株価のチャートは5月23日以降下げ基調に入ったが、これはちょうど直近の海外投資家の売買状況において売り超に転じた時期と一致する。今回計測週では買い超しに再び転じているが、日経平均株価は下げ続けている一方。何か色々と考えさせられる動きではある。

チャート的にも大きな崩れを見せているため、市場の雰囲気の回復には、しばらく時間がかかるかもしれない。もっとも一連の流れをもたらした要因は一つか二つでしかなく、それが連鎖反応を起こしていることから、逆もまた有りえそうだ。

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