気配り一番、行動力二番…女性就業者があこがれる女性とは
2013/06/21 07:55


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気配りできる女性が憧れ
今調査は2013年4月12日から15日に渡り、協力調査機関のネットエイジアによって、携帯電話を用いたインターネット経由で行われた。調査対象者は20-59歳の女性就業者。有効回答数は1000人で、世代構成比は10歳区切りで均等割り当て。
対象女性に「あこがれる女性とはどのような人か」と複数回答で聞いたところ、最上位についたのは「気配りのできる女性」だった。64.4%の人が同意を示している。

↑ あこがれる女性とはどのような人か(複数回答、上位10位まで)
就業者は何かと他人との接触、意思疎通の機会がある。その際、相手の気持ちを考え、配慮が出来る「気配り」のあるなしでは、その後の状況が大きく違ってくる。気配りが実際に出来る先輩が居ればそれに憧れるだろうし、それが出来なかった、しくじった経験を持つのなら反省と共に、「気配りができるといいのに」と漠然とした思いを持つことになる。
見方を変えれば、回答者の多くは「自分は気配りに足りない部分がある」と考えていることになるのだろう。
第2位は行動力のある女性。仕事もそれ以外の事柄もてきぱきとこなし、ゼンマイ全開で行動しているような女性。職場にそのような人がいれば、自分もそうなりたいと思っても不思議ではない。
以下「常識」「教養」「言葉遣いがきれい」「聞き上手」が続くが、いずれも概して女性に限らず、就業者全体に求められている要素にも見える。
世代別では……?
全体の上位5位を抽出し、その順位で世代別の回答性向を見たのが次のグラフ。

↑ あこがれる女性とはどのような人か(複数回答、世代別、全体での上位5位まで)
概して若年層の方が回答率が高い、つまり憧れとなる要素が多い。見方を変えれば、回答者自身がまだその方面の知識技術経験を十分に修得しておらず、高みにある人を見据えていることになる。また、「気配りできる女性」はどの世代でも回答率が高め、そして各世代の順位別でもトップについており、女性にとって「気配り」は世代を超えた憧れの要素であることが分かる。
やや余談だが、就業女性が思う「勤務先の男性からはこのような女性が評価が高いだろう」と推測する様式は次の通り。男性自身に尋ねたのでは無く、女性が考える「男性ならば……」であることに注意。

↑ 「勤務先の男性からの評価が高いと思う女性」はどのような人か(複数回答、上位10位)
「気配り」は女性から見て、「男性も高評価をしているだろう」という認識があるようだ。一方、「常識」は別として「愛想」が第3位に入るのをはじめ、「聞き上手」「人を立てることができる」、「容姿がきれい」など、男性の引き立て役を期待する、仕事面での技術としては優先順位としてはそれほど高くないものが上位に来ている。
少なくとも女性就業者は、職場の男性陣とは得てして「このような女性を望む」と考えているのだろう、と思っているようだ。
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