FRBの出口政策と中国景気動向で大きく動く…海外投資家、3週ぶりの売り超し(13/05/30)

2013/05/30 16:15

東京証券取引所は2013年5月30日に同所公式サイトにおいて、2013年5月20日-5月24日(5月第4週)の株券の投資部門別売買状況を公開した。その開示情報によると該当週に海外投資家が株を売った総額は11兆6954億6640万2000円。それに対し買い総額は11兆6910億6577万0000円で、差し引きで44億0063万2000円の売り超しとなった。これは先週から転じて3週ぶりの売り超しとなる。なお法人は売り超しを継続、個人は買い超しに転じ、証券会社も買い超しに転じている(【発表リリースページ】)。

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5月20日-5月24日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……1兆5749億9204万3000円/1兆1678億0239万5000円(4071億8964万8000円売超)
・個人……7兆5993億2152万6000円/8兆0073億2263万7000円(4080億0111万1000円買超)
・海外投資家……11兆6954億6640万2000円/11兆6910億6577万0000円(44億0063万2000円売超)
・証券会社……6333億7357万2000円/6479億5263万6000円(145億7906万4000円買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、直近5週間における海外投資家の動向推移は次の通り。

4月22日-26日……5352億6366万9000円買超
4月30日-5月2日……28億5838万6000円売超
5月7日-10日……7271億1961万9000円買超
5月13日-17日……6296億8901万4000円買超
5月20日-5月24日……44億0063万2000円売超

今回計測週も先週に続き通常週で、営業日数は5日。該当週においては前半こそ順調に株価も上昇し出来高も増加していたが、【日経平均株価の上昇・下落率上位ランキングをグラフ化してみる(2013年5月23日版)】でも解説している通り、FRBによる「出口政策」の示唆発言と中国の経済指標の悪化が重なったこと、さらには日経平均株価が区切りの良い1万5000円台を超えて利確売りが重なったこともあり、ダイナミックな下げを記録した。以降その週、そして本日に至るまで主に先物中心の下げ基調が続いている。

これに合わせて為替も再び円高に向かっており、海外投資家の売りを誘う形となった。今回計測週ではほんのわずかだが売り超しには違いなく、市場心理に与える影響は小さくない。もうしばらく調整が続く可能性もある。年末恒例の「5月下落相場」が、少々タイミングをずらした形で到来したと考えれば良いのだろうか。

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