圧倒的なFacebook、激減するMySpaceと…米未成年者のソーシャルメディア利用状況

2013/05/31 11:30

Facebookアメリカ合衆国内の調査機関【Pew Research Center】では2013年5月21日に同公式サイト上において、同国内の未成年者によるソーシャルメディアの利用状況を調べた報告書【Teens, Social Media, and Privacy】を公表した。それによると同国での未成年者が用いているソーシャルメディアとしては、Facebookが圧倒的であることが分かった。利用者全体の94%が利用している。次いでツイッター、Instagramが続いている。また2011年から2012年への変移を見ると、Facebookはすでに2011年時点で9割を超え、その普及度には変わりないが、ツイッターやInstagramが大幅に増加し、MySpaceが急減している様子がうかがえる。

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14-17歳女子のツイッター利用度は4割近く…御年頃の女子が高率利用


調査要項の詳細、言葉の定義は先行する記事【大人以上にソーシャルメディアに溺れる米子供達】で解説済みなので、そちらを参考のこと。

先日「大人以上にソーシャルメディアに-」でも触れたが、インターネットを利用する(全体の97%)米未成年者のうち81%はSNS、24%はツイッターを利用している。

↑ 子供・成人によるSNSやツイッターの利用性向(米、2006年-2012年)(インターネット利用者限定)(再録)
↑ 子供・成人によるSNSやツイッターの利用性向(米、2006年-2012年)(インターネット利用者限定)(再録)

次のグラフは各属性別に区分した上での、SNSやツイッターの利用性向。次に示すようにSNSはほぼFacebookと見なして良い。

↑ SNSやツイッター利用者率(米2012年、12-17歳、インターネット利用者限定)
↑ SNSやツイッター利用者率(米2012年、12-17歳、インターネット利用者限定)

Facebookは男女変わらず高い利用率だが、ツイッターは女子が男子の1.5倍ほどの高さを示している。「気ままにおしゃべり」の感覚が強いツイッターは、口コミ好きな女子に好かれているのだろう。中でも14-17歳の女子の利用性向は39%と、同世代の男子の2倍近くに迫っており、納得のいくところがある。

驚くべきことは、12-13歳の時点、日本ならば小学6年生から中学2年生で、インターネット利用者の2/3近くがFacebookを利用しているという実態。これは「単に利用している」のみの回答で頻度までは問い合わせていないが、少なくともアカウントを持ち、何度かは利用したことを意味する。いかに社会全体に深く浸透しているかが分かる。

断トツのFacebook、急成長のツイッターやInstagram


続くグラフは2011年・2012年における、「ソーシャルメディアを1つ以上利用している人」における、各ソーシャルメディアのアカウント保有性向。利用頻度は問いていない。

↑ 各ソーシャルメディアのアカウント保有性向(米、2011-2012年、12-17歳、ソーシャルメディア利用者限定)
↑ 各ソーシャルメディアのアカウント保有性向(米、2011-2012年、12-17歳、ソーシャルメディア利用者限定)

Facebookが圧倒的な利用率を示し、グラフ全体のバランスを崩すほどのものとなっている。一方、上位陣は見慣れたサービスが並んでおり、大人とさほど変わらない利用性向にあることが分かる。また、2011年から2012年の1年間に限っても、未成年者の間で小さからぬソーシャルメディア内でのシェア変動が起きているようすがうかがえる。

これをより分かりやすくするため、1年間の変動を計算したのが次のグラフ。

↑ 各ソーシャルメディアのアカウント保有性向(米、2011年から2012年への変移、12-17歳、ソーシャルメディア利用者限定)
↑ 各ソーシャルメディアのアカウント保有性向(米、2011年から2012年への変移、12-17歳、ソーシャルメディア利用者限定)

Facebookはすでに天井状態で伸び代がほとんどない。一方、ツイッターやInstagramは大いに躍進してる。その横でMySpaceが大幅に落ち込んでいるのも見て取れる。また、気軽にスナップ感覚で利用できるTumblrや、目新しさが目に留まるGooglePlusもそれなりな伸び。

ポータルサイトとしては老舗のYahooが、「らしくない」下げ、マイナス5%を示している。若年層の支持低下は、将来の主力ユーザーの減少をも意味する。先日【米ヤフー、タンブラー(Tumblr)を買収】でも解説したが、米YahooがTumblrを買収したのも納得ができる。今グラフを見る限り、成長株の中で買収に応じ得る相手としては、最善の買収相手といえよう。


■関連記事:
【Pinterest、Instagram、Tumblr…米におけるサイト上でのマルチメディア共有サービス利用動向をグラフ化してみる】

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