子供に食べさせる食材、何について、どれだけ心配?

2013/05/26 10:00

お薬パルシステム生活協同組合連合会は2013年5月15日、「子育てと乳幼児に関する調査」の結果を発表した。それによると小学生未満の子供がいる20代-40代の母親で構成される調査対象母集団においては、子供に食べさせる食材への心配では、「放射能汚染」「残留農薬」の2項目で、8割以上が「心配」の回答を寄せていることが分かった。また「アレルギー」は全体では6割近くだが、子供が幼いほど母親は強い心配を抱いていることが分かる(【発表リリース:子育てと乳幼児に関する調査】)。

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今調査は2013年4月18日から22日にかけて、携帯電話経由のインターネット調査を用い、小学生未満の子供がいる20代-40代の母親に対して行われたもので、有効回答数は1000人。子供が満1歳未満は287人・園児前が361人・園児が352人。調査実施機関はネットエイジア。

今調査対象母集団に対し「放射能汚染」「残留農薬」「食品添加物」「輸入食材」「アレルギー」「カロリー」の項目を挙げ、それぞれについて子供に食べさせる食材においてはどの位心配になるかを、5段階で答えてもらったのが次のグラフ。「放射能汚染」を心配する声がもっとも強く、「心配派」は88.4%。次いで「残留農薬」が82.4%。この2項目が8割超えとなっている。

↑ 子供に食べさせる食材について、どの位心配になるか
↑ 子供に食べさせる食材について、どの位心配になるか

↑ 子供に食べさせる食材について、どの位心配になるか(心配派合計)
↑ 子供に食べさせる食材について、どの位心配になるか(心配派合計)

心配派合計の値は「放射能汚染」「残留農薬」でほぼ変わらないが、強度は前者の方が強い。そして「食品添加物」「輸入食材」「アレルギー」については、心配派合計の値は「食品添加物」がもっとも高く「アレルギー」が低いものの、強度の強い心配は正反対の順位を示している。特に「アレルギー」が強いが、これは後述する子供の世代別によるところが大きい。

一方「カロリー」は唯一心配派合計が半数未満、というより3割程度でしかない。現実問題として子供の肥満増加はちまたに満ちあふれるレベルでの問題として持ち上がっているのだが、その起因となるカロリー(熱量)に対する母親の関心は低いようだ。

小さな子供に対してほどアレルギーへの心配も大きい


今件項目のうち、特異な動きを示しているとして焦点があてられているのが「アレルギー」。子供の世代別での値が呈されているが、年齢が若い層ほど母親が強い懸念を示しているのが分かる。

↑ 子供に食べさせる食材について、アレルギーがどの位心配か
↑ 子供に食べさせる食材について、アレルギーがどの位心配か

調査の経年変化分が無いので断言はできないが、これは多分に「子供が小さい時には保護者が食材関連のアレルギーを把握しきれていない可能性がある」「万一アレルギーを生じてしまった時の子供のリスクが、体力がついていない幼少時の方が大きい」などの理由が考えられる。

もっとも、食物アレルギーを持つ子供そのものの比率が上昇している可能性もある。次のグラフは東京都が2010年4月に発表した【保育所等を対象とした児童施設調査及び3歳児全都調査】からの抜粋だが、5年単位での経年で確実に食物アレルギーのり患率が上昇しているのが分かる。

↑ 主要アレルギーにおけるり患状況推移(東京都、3歳までにアレルギー症状があり、診断を受けている児の割合)(保育所等を対象とした児童施設調査及び3歳児全都調査から)
↑ 主要アレルギーにおけるり患状況推移(東京都、3歳までにアレルギー症状があり、診断を受けている児の割合)(保育所等を対象とした児童施設調査及び3歳児全都調査から)

いずれにせよ、現時点では幼い子供を持つ母親ほど、食物アレルギーに対する心配度が高いことには違いあるまい。

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