「パズドラ」「アイアンマン3」「スプライト」など目に留まるCMが続々(民放テレビCM動向:2013年4月分)

2013/05/19 10:00

テレビ放送情報検索システム「eMarker(イーマーカー)」などを展開するゼータ・ブリッジは2013年5月16日、2013年4月度分の関東民放5放送局のテレビCMオンエアランキングを発表した。その開示データによると、4月においてCMの放送回数がもっとも多かった企業・団体は先月に続き花王だった。第2位以降に群を抜く形での最上位となっている。商品別オンエアランキングも含め、先月から引き続く形で携帯電話関連企業が、そして季節柄ゆえに飲料系企業の躍進が見受けられる([発表リリース])。

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データの取得場所の解説、各種データの意味、さらには今件記事が関東地域のみを対象としている件についての説明は、一連の記事まとめ【定期更新記事:関東民放テレビCM動向(ゼータ・ブリッジ)】にある。そちらで確認を入れてほしい。

発表資料には「出演者ランキング」など多種多彩で興味深いデータが掲載されているが、そのうち「企業別オンエアランキング(放送回数順位)」、さらにそこから上位10位を抽出したのが次のグラフ。

↑ 企業別放送回数ランキング(2013年4月、上位10位)
↑ 企業別放送回数ランキング(2013年4月、上位10位)

ゼータ・ブリッジの「リアルタイムCM自動認識システム」を基にした昨今の記事とは別の、以前定期更新していた、ビデオリサーチコムハウスのデータを元にした2009年の記事【大企業のテレビCM出稿量推移をグラフ化してみる……(1)花王】(2009年)などで解説しているが、花王は夏期は広告出稿量を減らした後に年末まで大規模な出稿増加を果たし、その後翌年の1月に出稿量を減らすなど、季節変動の激しい動きを見せていた。しかし2012年ではこのパターンが通用せず、漸次広告量を増やしている。今回は前月からさらに回数を増やし、再びトップとなっている。

今や常連組の携帯電話向けサービス事業会社では、ソフトバンクモバイルが第14位、エヌ・ティ・ティ・ドコモが第20位、KDDIが第5位となり、主要3キャリアのうちではKDDIのみがトップテン入り。先月の3社すべてと比べるとやや大人しめの感はある。新年度も過ぎ、春のCM攻勢は一息ついたところか。

また今回月は前月に続き、日本コカ・コーラやアサヒビール、サントリーなど飲料系企業のCM展開が目立つ。年度も切り替わり、環境も新たにした生活がスタートする中で、リフレッシュさをアピールしようとしているのだろう。また新商品も新年度に合わせて続々登場しており、中には【本当にさわやかになれる、全長6メートルのスプライト自動販売機】で紹介したような、インパクトのあるCMも見受けられる。

↑ 全長6メートルの自販機から勢いよく飛び出すスプライトの自販機「ザ・スプラッシュ自販機」(公式)。
↑ ↑ 全長6メートルの自販機から勢いよく飛び出すスプライトの自販機「ザ・スプラッシュ自販機」(公式)。

これら上位10位の企業におけるCM出稿について、全体では無く各テレビ局ごとに細分化してグラフ化したのが次の図。

↑ 企業別放送回数ランキング(2013年4月、上位10位)(局別)
↑ 企業別放送回数ランキング(2013年4月、上位10位)(局別)

企業別トップについた花王は日本テレビへの出稿量が飛びぬけて多く、グラフ全体の縦軸の区分を変えるほどのものとなっている。次いでフジテレビも多く、他のテレビ局への配分量をはるかに超えている。これは先月までと変化は無く、スポンサー番組の多い・少ないによる結果のようだ。あるいは企業の戦略上の観点によるものかもしれない。

似たパターンとしては興和が、テレビ朝日の値において他局から群を抜いている。同社は現在テレビ朝日系列にて「生きる×2」「スーパーJチャンネル」「報道ステーション」「やじうまテレビ!」と多数の番組スポンサーとなっている。素材別ランキングを見ると「キューピーコーワゴールド」「ザ・ガードコーワ整腸錠」などが特に多く放送されており、働き人へのアピールに注力しているのかもしれない。

最後に、企業別ではなく個別商品別のランキングは次の通り。カタカナ表記で長い固有名詞が多く、やや見づらい項目名称となっている。

↑ 商品別オンエアランキング(放送回数、2013年4月)
↑ 商品別オンエアランキング(放送回数、2013年4月)

前回は第2位だったKDDIの「CHANNEL au」(ドラマ的にauの最新情報を伝えるCM)がトップについており、同社がこのシリーズに並々ならぬ熱意をもって展開していることが分かる。そしてディー・エヌ・エーの力強さも変わらず。

第4位にはソフトの好調ぶりで同社株価をはじめ各方面に話題を振りまいている、ガンホー・オンライン・エンターテインメントの「パズル&ドラゴンズ」が。現在放送されているCMは青少年たちが自然の中でたわむれるなどの日常シーンの中で「パズドラ」を楽しむ、静かな雰囲気のイメージ。「晴れときどき、旅ときどき、恋ときどき」という「いつでもどこでも楽しめる」ゲーム仕様を上手くつかんだキャッチコピーが、しんみりと心を打つ内容となっている。


↑ こちらは以前放送されていたバージョンの「パズル&ドラゴンズ」のCM(公式動画)。
↑ こちらは以前放送されていたバージョンの「パズル&ドラゴンズ」のCM(公式動画)。現在放送中のCMはまだ公式には掲載されていない。【直接リンクはこちら】

また今月はウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパンの「アイアンマン3」(4月26日公開)の上映告知CMも上位についている。ファンにはしびれる魅力の映像が画面上に次々と映し出され、映画館へと誘う。


↑ 映画『アイアンマン3』予告編映像。
↑ 映画『アイアンマン3』予告編映像。【直接リンクはこちら】

昨年の「アベンジャーズ」に続き、予告編だけでもドキドキさせる内容には、切り口の上手さを再確認させられる。

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