かつてツイッターに登録していた人が辞めた理由とは?

2013/05/17 11:30

止める昨今ではLINEと並びチャット系ソーシャルメディアの代表格として認知されている、チャットライクなミニブログ「ツイッター」に関する調査報告書を、ライフメディアのリサーチバンクが2013年5月8日に発表している(【発表リリース】)。今回はその中から、かつてツイッターに登録していたにも関わらず、今は登録していない人の動向を見ていくことにする。辞めた(止めた)理由とはいったい何なのだろうか。

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今調査は2013年4月26日から5月1日にかけて、インターネット経由で10-60代の男女に対して行われている。有効回答数は1800人。男女比、世代構成比(10代-60代まで10歳区切り)で均等割り当て。

先日【ツイッターのフォロー数は平均で100人、対象は友人・知人に芸能人】で解説したが、今調査対象母集団では29.1%がツイッターを利用している(アカウント保有での利用)。他方、6.9%はアカウントを持たずに閲覧だけの限定利用、62.1%は「ツイッター」そのものを知ってはいるがアカウントは持たず閲覧すらしていない人。

↑ ツイッターを利用しているか。68.9%は「ツイッターは知っているがアカウントを持っていない」人となる(「「自宅でくつろぎ中」に「休憩時間」「通勤・通学中」…ツイッター、どんな時につぶやくか」より)
↑ ツイッターを利用しているか。68.9%は「ツイッターは知っているがアカウントを持っていない」人となる(「「自宅でくつろぎ中」に「休憩時間」「通勤・通学中」…ツイッター、どんな時につぶやくか」より)

そこでこの「ツイッターを知っている・アカウントは持っていない」人に、過去にツイッターへ登録したことがあるか否かを聞いたところ、14.9%は登録した経験があると回答した。1/7近くはかつてアカウントを持っていた計算になる。

↑ 過去にツイッターへ登録したことがあるか(現在非保有だが閲覧している人・知ってはいるが閲覧すらしていない人限定)
↑ 過去にツイッターへ登録したことがあるか(現在非保有だが閲覧している人・知ってはいるが閲覧すらしていない人限定)

比率としては少数派だが、何らかの理由でツイッターの登録を取り消した人がいることに違いは無い。ではなぜ登録を消した、(アカウントを)止めたのか。複数回答で聞いたところ、最上位の理由には「つぶやくことが無かった」がついた。4割強の人が同意を示している。

↑ なぜツイッターを止めたのか(過去に利用していた人限定)(複数回答)
↑ なぜツイッターを止めたのか(過去に利用していた人限定)(複数回答)

次いで多かったのは「何をしたらいいのか分からなかった」で3割近く、そして「面白さ・楽しさが分からなかった」「つぶやくのが面倒になった」が続く。上位3項目は簡易に言い換えると、ツイッターに対して「五里霧中」「暗中模索」「つかみどころがない」的な思惑を持った結果といえる。要はツイッターの仕組みがシンプルで、利用者の切り口次第で色々な使い方ができるため、それがかえって仇となり、その使い方を把握できなかった・知らないがために面白みが分からなかったことになる。

無人島ツイッターは自分のデータを登録してアカウントを取得しただけでは、単なる空の容器と同じ。自分以外には誰一人いない孤島の真ん中で、独り言をつぶやいているのと同じ環境下となる。自分の利用スタイルに沿ってフォローする人を追加したり、リストに加えるなどのカスタマイズが必要になる。また使い易いクライアントソフトを探すことも求められる。要はDVDプレイヤーを買っても再生するソフトを手に入れる事無く、プレイヤー本体を眺めたり操作をしただけでは、すぐに飽きてしまうのと同じ。

男女別に見ると、男性は「面白さ・楽しさが分からない」、女性は「何をしたらいいのか分からない」「つぶやく時間が無い」などの項目で、異性より高い回答率を示している。男性はある程度仕組みを理解した上で、利用価値を見いだせなかった、女性は「はじめの一歩」的なところ、基本概念レベルで把握が出来ず、あるいは時間を割くほどの意義を感じなかったような感がある。



ツイッターもウェブサービスの一つに過ぎない。似たようなことはLINEでもFacebookでも、その他のソーシャルメディアやチャットシステムでもそれなりに行える(無論それぞれに短所長所があり、完全な代替手段となるわけではない)。今回項目の対象者の多くは、初心者に良くある疑問「何が出来るのか分からない」的な袋小路に陥っている雰囲気を覚える。

知人・友人にツイッターを長年続けている人がいたら、「何が出来るのか」ではなく「どのような使い方をしているのか」を尋ね、その上で自分が気になったことについて「これは可能なのか」と聞いてみよう。ある程度は「自分には本当にツイッターは必要なのか否か」が見えてくるかもしれない。


■関連記事:
【ツイッターを辞めた理由「つぶやくことが無かった」について】(後日談的コラム)

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