子供のネット利用で不安を覚える親は8割強、最大不安は「意図しない課金利用」

2013/04/21 14:00

子供のパソコン利用トレンドマイクロは2013年4月18日、子供のインターネット利用における保護者の不安とセキュリティ教育に関する調査結果を発表した。それによると小中学生の子供を持つ保護者から成る調査対象母集団においては、子供がインターネットを利用する際にもっとも心配しているのは「意図しない課金サービスの利用」であることが分かった。6割近い保護者が不安視している。一方、子供のインターネット利用上のリスクを軽減する対策に関しては、多くの保護者が未実行であることも明らかにされている(【発表リリース】)。

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今調査はインターネットを利用する小中学生(小学4年生-中学3年生)の保護者(親)を対象にウェブアンケート方式で、2013年3月28日から29日にかけて行われたもので、有効回答数は412人。

調査結果によると、回答者の子供がインターネットを利用する際に、不安に覚えている事象としてもっとも多くの人が同意を示したのは「意図しない課金サービス(サイト・アプリ・ゲームなど)の利用」だった。58.3%の人が不安視している。

↑ 子供のインターネット利用について親が抱える不安(複数回答)
↑ 子供のインターネット利用について親が抱える不安(複数回答)

課金関連については以前【子供にスマホを持たせる時の条件、最上位は「課金サイトの利用禁止」】で挙げた、スマートフォン利用の際の制限に関する別調査結果においても最上位についている。業界側も逐次対策を講じているものの、社会問題化するほど事例が相次いでおり、保護者側も不安に覚えるのも当然といえる。

ほぼ同率で2位に挙がっているのは「有害サイト(アダルト、出会い系、違法行為の勧誘サイト)や不適切(性的行為などをイメージさせる画像など)な画像の閲覧」で57.3%。やや値は下がるものの「個人情報の漏えい(掲示板やSNSに氏名、学校名、住所、電話番号などを書き込む)」が50.2%。この3項目が過半数超えの値を示している。不安や心配がない保護者は16.5%しかいない。

懸念事項の一覧を良く見直すと、いずれも「大人も陥りそうなリスク」なのが分かる。対象が無垢な、あるいは経験・知識不足な子供のため、実害が生じてしまう可能性が高く、それが保護者にとっては心配事となる。そのリスクを軽減する、トラブルを防ぐためには、保護者などが教え諭(さと)すと共に、利用環境に工夫を凝らして制限をする必要があるのだが、実際には対策はあまり施されていない。

↑ 子供の利用するパソコンのセキュリティ対策の実施状況
↑ 子供の利用するパソコンのセキュリティ対策の実施状況

さすがに「ウイルス対策」は過半数の環境で行われているものの、1/4近くが一部のみでの対策、17%は対策していない。これが「URLフィルタリング」(有害と思われるサイトにはアクセスできないようにする)を講じている世帯は18%(「一部」導入を含めても36%)、ペアレンタルコントロール(子供のインターネット利用状況を親が把握し制限できる仕組み)の導入に至っては12%(「一部」導入込みでも25%)しかいない。

今件調査で明らかになったのは、子供のインターネット利用に関して、保護者は懸念を持つものの対策が不十分な状況。リリースでも「子供が利用する端末におけるセキュリティ対策については周囲の大人による早急な見直しと徹底が望まれます」とある通り、まずは保護者側の意識改革が求められよう。


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