イタリアの政局不安が欧州債務問題にマイナスの影響を…海外投資家、2週ぶりの買い超し(13/04/04)

2013/04/04 16:15

東京証券取引所は2013年4月4日、2013年3月25日-3月29日(3月第4週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は5兆4572億7644万8000円なのに対し、買い総額は5兆7297億9247万2000円となり、差し引き2725億1602万4000円の買い超しとなった。これは先週から転じて2週ぶりの買い超しとなる。なお法人は売り超しを継続し、個人は売り超しに転じ、証券会社も売り超しに転じている(【発表リリースページ】)。

スポンサードリンク


3月25日-3月29日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……9749億4924万6000円/7188億5711万7000円(2560億9212万9000円売超)
・個人……3兆0858億6919万6000円/3兆0104億1468万3000円(754億5451万3000円売超)
・外国人……5兆4572億7644万8000円/5兆7297億9247万2000円(2725億1602万4000円買超)
・証券会社……2670億9227万7000円/2611億3865万8000円(59億5361万9000円売超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

2月25日-3月1日……2957億9754万5000円買超
3月4日-3月8日……2538億4503万2000円買超
3月11日-3月15日……4574億1852万0000円買超
3月18日-22日……918億5530万4000円売超
3月25日-29日……2725億1602万4000円買超

今回計測週は祝祭日も無く、5営業日フルアクティブの通常週。キプロス問題は一次収束に向かうように思われたものの、まだ混乱は続いており、さらにイタリアの政局不安が欧州債務問題にマイナスの影響を及ぼすとの懸念から為替レートが大きく変動。これに伴い株価も揺れ動く形となった。

今回週の外国人投資家の動向に関しては、前回週が19週ぶりに売り超に転じたことから「海外勢のトレンドが変わったのでは」とする懸念が生じ、それも売り圧力の一因となっていた。しかし今回週では再び買い超しに転じており、とりあえずの不安は払しょくされた形となった。ただしまた今後、再び売り超しに転じて市場を揺さぶる可能性は多分にあり、注意を要することに違いはない。

なお本日4月4日、日本銀行の金融政策決定会合で国債買い入れ額の増額などが発表され(【発表リリース:「量的・質的金融緩和」の導入について(PDF)】)、これを好感する形で市場は大きく動いている。

↑ 2013年4月4日の日経平均株価動向(5分刻み)
↑ 2013年4月4日の日経平均株価動向(5分刻み)

これを受けて外国人投資家、そして市場全体がどのような動きを示すのか。明日以降の動向が気になるところだ。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー