就業者に読まれているビジネス・経済誌、トップは「日経ビジネス」

2013/04/13 14:00

日経ビジネスGABAは2013年3月28日、新年度を迎える就業者の意識調査結果を発表した。それによると調査対象母集団のうちビジネス誌や経済誌を読んでいる人において、もっとも多くの人が購読しているのは「日経ビジネス」であることが分かった。対象者中では4割近くの人が読んでいる。次いで「週刊ダイヤモンド」「PRESIDENT」「日経WOMAN」が続く。多くは男性の方が購読率が高いが、中には「日経WOMAN」のように女性の購読率が男性の何倍も高い値を見せるものもある(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2013年3月7日-11日にかけて関東・関西在住の20-59歳の就業者を対象に、携帯電話を用いたインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。地域構成比は関東・関西で均等、男女比・世代構成比(10歳区切り)はほぼ均等割り当て。協力調査機関はネットエイジア。

今調査対象母集団でビジネス誌や経済誌を読んでいる人は21.6%。少ないと見るか多いと見るか、微妙な線ではあるが、少なくとも半数にははるかに及ばず、1/4にも達していないのは事実。

そこで具体的にどのようなビジネス誌・専門誌を読んでいるのかを聞いたところ、最上位についたのは「日経ビジネス」だった。37.0%の人が読んでいる。

↑ 読んでいるビジネス誌・経済誌(複数回答、ビジネス誌や経済誌を読んでいる人限定)
↑ 読んでいるビジネス誌・経済誌(複数回答、ビジネス誌や経済誌を読んでいる人限定)

「日経ビジネス」とは日経BP社発行の週刊ビジネス誌。キャッチコピーにいわく「ビジネスリーダーに行動の指針を。信頼できるNo.1経済・経営情報誌」とのこと。多角的な切り口と分析力で、読者の意思決定のサポートをするとうたっている。今誌を読む人は4割近くで、他の類似他誌と比べ10ポイント以上もの差をつけている。まさに「頭一つ抜けた」状態。

当サイトで四半期単位でお知らせしている関連業界誌の印刷部数動向(直近では【ビジネス・マネー系雑誌の部数変化をグラフ化してみる(2012年10月-12月データ)】では、残念ながらデータ未公開のため実働数を知ることはできない。しかし順位の上で続く「PRESIDENT」が25万部近く、「週刊ダイヤモンド」が14万部程度の実績をあげているところを見ると、今回の調査結果の数字がそのまま印刷実績に比例しているとするのなら、30万部近くには達しているのだろう。なお【大日広告社の公開データ】によれば、2010年時点で発行部数は約24.6万部とのこと。

第2位は「週刊ダイヤモンド」、第3位は「PRESIDENT」。いずれもコンビニや駅売店の雑誌コーナーではお馴染みで、上記の「ビジネス・マネー系-」の記事でも常に上位を占めている。人気の高さが改めて実感できる。

これを男女別に見ると、それぞれの雑誌の特性が見えてくる。

↑ 読んでいるビジネス誌・経済誌(複数回答、ビジネス誌や経済誌を読んでいる人限定)(男女別)
↑ 読んでいるビジネス誌・経済誌(複数回答、ビジネス誌や経済誌を読んでいる人限定)(男女別))

概して男性の方が回答率が高く、幅広く、そして多くの男性がビジネス・経済誌を読んでいるのが分かる。特に「ダイヤモンドZAi」のように男女差の大きな雑誌もいくつか確認できる。

一方で「日経WOMAN」のように、女性の支持率が圧倒的に高い雑誌もある。今誌の購読率は48.9%と(ビジネス・経済誌を読む人の中では)半数近くに読まれていることになる。男性の「日経ビジネス」の41.9%すら抜き、女性に限れば堂々のトップ。冊子名から分かるように、元々女性向けのビジネス誌ではあるが、実際に読んだ限り、分かりやすい記事の切り口は男性諸氏にも薦められる内容となっている。該当層の男性のうち1.6%しか読者がいないのが、多少なりとも残念である。

とはいえ、これらの値は「ビジネス誌・経済誌を読んでいる人」に占める割合でしかない。例えばトップの「日経ビジネス」ですら、37.0%×21.6%≒8%で就業者全体のうち8%にしか読まれていない計算になる。ビジネス・経済誌でも、紙媒体離れの影響は否めない感はある。

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