「キプロスショック」の動揺を受けての一時的な換金化の流れか…海外投資家、19週ぶりの売り超し(13/03/28)

2013/03/28 16:15

東京証券取引所は2013年3月28日、2013年3月18日-3月22日(3月第3週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は4兆9509億5924万1000円なのに対し、買い総額は4兆8591億0393万7000円となり、差し引き918億5530万4000円の売り超しとなった。これは先週から転じて19週ぶりの売り超しとなる。なお法人は売り超しを継続し、個人は買い超しに転じ、証券会社も買い超しに転じている(【発表リリースページ】)。

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3月18日-3月22日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……8608億5661万9000円/5382億6781万0000円(3225億8880万9000円売超)
・個人……2兆5796億7249万5000円/2兆8933億5115万0000円(3136億7865万5000円買超)
・外国人……4兆9509億5924万1000円/4兆8591億0393万7000円(918億5530万4000円売超)
・証券会社……2324億9165万5000円/2446億5100万1000円(121億5934万6000円買超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

2月18日-2月22日……2249億6082万4000円買超
2月25日-3月1日……2957億9754万5000円買超
3月4日-3月8日……2538億4503万2000円買超
3月11日-3月15日……4574億1852万0000円買超
3月18日-22日……918億5530万4000円売超

今回計測週は20日が春分の日で休みとなり、営業日が都合4日・通常より1日少ない週となった。当然出来高もやや少なめだが、それよりも実に19週ぶりに外国人投資家が売り超しに転じたのが目に留まる。額面こそ918億円強と少なめで、イレギュラー的な動き、あるいは「キプロスショック」の動揺を受けての一時的な換金化の流れの可能性もあるが、注意深く状況を見守る必要がある。

キプロスの一件はキプロスそのものの情勢よりも、一連の処理が今後の欧州圏の債務問題の解決パターンの一つになるのではないかとの懸念がある。現在もなお状況は進展中で、その成り行きを固唾を飲んで見守っている状態といえよう(日本時間の3月28日には銀行の営業再開直後は、現金引き出しを300ユーロ/日まで・4日間の予定とする資本規制が同国中銀から発表されている)。

ここしばらくは市場動向も軟調化、そして外国人投資家の売り基調も続くかもしれない。

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