家計管理方法で大きく変わる「へそくり」率

2013/03/25 15:45

財布オリックス銀行は2013年3月18日、家計管理における夫婦の意識の相違についての調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、家計の管理体制によってへそくり率に大きな違いが生じていることが分かった。夫婦が共同の財布を持つスタイルが一番へそくり率が低く、またへそくりをしている人の額面も少ない傾向を示している(【発表リリース】)。

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今調査は2013年2月9日から11日にかけて20-60代の既婚男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は500人。男女比、10歳単位での世代構成比は均等割り当て。

先日【「相方はへそくりしてるかも」夫は3割強・妻は3割近く、そして実態は……?】でも記した通り、今調査対象母集団では夫は45.6%、妻は43.6%がへそくりをしている。それでは家計の管理の仕組みで、へそくり率はどのような違いを見せるのだろうか。

家計管理をいくつかのパターンに分け、それぞれの区分でへそくりのある無しを聞いたのが次のグラフ(他にも家計管理の区分項目はあったものの、回答数が少なく有意な結果とならないので省略してある)。

↑ 家計管理別へそくりの有無
↑ 家計管理別へそくりの有無

妻が家計の財布を握る場合は夫の方が、夫が家計の主導権を握る場合は妻の方が、それぞれへそくり率が高い。これは「自分でお金の自由が利きにくいため、どうにかやりくりしてへそくりを設け、フレキシブルなお金の使い道ができるようにしたい」とする強い思いが生じるからだろう。特に妻は家計先渡し制で7割近くがへそくり持ちとなっている。

一方共同財布制では夫で45.8%、妻では36.4%しかへそくり率が無い。二人分の稼ぎを一つの財布に収める時点で、お金周りに関して夫婦間でオープンな雰囲気が構築されている結果といえる。

実際、へそくりをしている人に限定して平均額を算出しても、共同財布制の人はへそくり額がきわめて少ない。

↑ へそくり平均額(万円)(ある人限定)
↑ へそくり平均額(万円)(ある人限定)

興味深いことに、へそくり率そのものは主導権が無い側の方が高いのだが、へそくりをしている人のへそくり額は主導権がある側の方が高額となっている。特に家計先渡し制の夫は175万円ものへそくりをしている計算になる。

「へそくりを無くすのには共同財布制が一番」ということになるが、今調査対象母集団でこの制度を採用しているのはわずか9.2%(全額ではなく一定額のみ共同財布に入れる人も合わせれば13.8%になる)。少数派に過ぎない実態を見ると、共同財布制にもそれなりの、へそくり以外の問題点がありそうだ。

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