キプロス問題が世界をかき回す…海外投資家、18週連続の買い超し(13/03/22)

2013/03/22 16:15

東京証券取引所は2013年3月22日、2013年3月11日-3月15日(3月第2週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は6兆9172億6719万2000円なのに対し、買い総額は7兆3746億8571万2000円となり、差し引き4574億1852万0000円の買い超しとなった。これは先週から続いて18週連続の買い超しとなる。なお法人は売り超しを継続し、個人も売り超しを継続、証券会社も売り超しを継続している(【発表リリースページ】)。

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3月11日-3月15日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……1兆4749億3595万6000円/1兆0169億0799万6000円(4580億2796万0000円売超)
・個人……3兆8741億8144万8000円/3兆8437億4281万2000円(304億3863万6000円売超)
・外国人……6兆9172億6719万2000円/7兆3746億8571万2000円(4574億1852万0000円買超)
・証券会社……3257億2592万4000円/3181億4034万2000円(75億8558万2000円売超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

2月12日-15日……1828億5380万2000円買超
2月18日-2月22日……2249億6082万4000円買超
2月25日-3月1日……2957億9754万5000円買超
3月4日-3月8日……2538億4503万2000円買超
3月11日-3月15日……4574億1852万0000円買超

今回計測週も営業日が5日フル稼働の週。今回週も前回週に続き、調整を挟みながらも日銀新総裁による施策や景気回復への期待に伴う買いが入り、高値圏での株価動向が続いた。週末にはEU首脳・財相会談が予定され、これでさらに欧州圏の債務問題が解決に向けて一歩前進するのではないかとする期待もあった。実際には直後にキプロス支援策の合意、それに伴うキプロスの預金凍結と預金税の導入示唆、議会での否決など、目まぐるしく情勢は動き、いわゆる「キプロスショック」に近い形での流れが続いている。一方で国内動向では直近では特に大きな動きは無く、日銀人事も前回記事で指摘した通り、むしろ4月9日以降の5年間の任期に向けた再承認に焦点が向けられている。

外国人投資家の買い超しは今回計測週で18週連続。国内各セクターが売り買いを行きかう中、昨年11月12日から始まる週以来、4か月以上の継続。日経平均株価の上昇と連動する形での継続で、海外勢の買い基調の力強さを再確認できる。もっとも前回週の1兆円超の買い超という値はさすがに続かなかったが……。

キプロスショックがやや重しになる感はあるが、昨今の上昇一本槍的な流れの中では、むしろ良い調整ともいえる。年度末の権利確定に向けて、これからしばらくはさまざまな思惑を内包する動きを示すことだろう。

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