「卒業の思い出に第2ボタン」あげた経験15.5%・「風習そのものが無い」も3割近く

2013/03/11 06:55

ボタンライフメディアのリサーチバンクは2013年3月8日、卒業式に関する調査結果を発表した。それによると調査対象母集団の男性においては、卒業式に第2ボタンをあげた経験がある人は15.5%に達していることが分かった。一方で第2ボタンのやり取りに関する風習そのものが無かった人も3割近くいる。回答者世代別に見ると、若年層ほど「風習が無い」回答が増えており、最近では第2ボタンの風習そのものが薄れている現状が見て取れる(【発表リリース】)。

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今調査は2013年2月25日から28日にかけて、16歳から39歳の男女に対してインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1200人。男女比・10年区切りの世代比は均等割り当て。

学校の卒業式に合わせ、女子生徒が想い人の男子生徒から制服の第2ボタンをもらうという風習がある。この理由は諸説あるが、「対象をしっかりと捕えるボタンを『気持ちをつかむ』の象徴として手に留めておきたい。一方で第1ボタンでは上が開いてみっともない」「上から2番目のボタンは一番大切な人という意味があるらしい」「心臓に近い部分のボタンであることから、『ハートをつかむ』の意味がある」「戦中における形見としての風習の名残(※)」などの話がある。

さてその「第2ボタンのやりとり」だが、調査対象母集団の男性では15.5%があげた経験があるとしている。一方で無い人は55.8%と過半数を超え、風習そのものがなかったとの意見も28.7%と3割近い回答率を見せている。

↑ 卒業式に第2ボタンをあげたことがあるか(男性)
↑ 卒業式に第2ボタンをあげたことがあるか(男性)

30代回答者では1/4近くが経験ありとしているのに対し、10代では1割程度しかいない。「風習そのものが無い」人の増加がそのまま「経験あり」の比率を押し下げている感がある。リリース本文でも指摘されている通り「制服が学ランではなくブレザーの学校が増えた」ため、学ランの第2ボタンのやりとりが出来るはずもなく、風習も無くなりつつあるようだ。

ボタンを受け取る側の女性も、全体の動きとしては同じようなもので、全体では16.3%がもらった経験ありと回答している。

↑ 卒業式に第2ボタンをもらったことがあるか(女性)
↑ 卒業式に第2ボタンをもらったことがあるか(女性)

女性もまた、若年層ほど「風習が無かった」の回答率が増えている。もらう対象となるボタンが無いのだから仕方がない。

第2ボタンは女性にとっては「想い人」の証、象徴のようなもので、いわばお守りのような位置づけすら持ち得ていたのかもしれない。女性回答者において「今でも」好きな人の第2ボタンが欲しいという人は、1/4ほどに達している。

↑ 今でも好きな人の第2ボタンが欲しいという気持ちはあるか
↑ 今でも好きな人の第2ボタンが欲しいという気持ちはあるか

ボタンに託す乙女心、純粋な恋心を持ち続けていると表現すれば良いだろうか。素敵な話ではある。


※「戦中における-」:これは戦中において実際にあった話ではなく、戦後の映画「予科練物語 紺碧の空遠く」での描写がきっかけ

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