イタリアの総選挙が欧州に波乱を…海外投資家、16週連続の買い超し(13/03/07)

2013/03/08 09:45

東京証券取引所は2013年3月7日、2013年2月25日-3月1日(2月第4週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は5兆4201億万6000円なのに対し、買い総額は5兆7159億8725万9000円となり、差し引き2957億9754万5000円の買い超しとなった。これは先週から続いて16週連続の買い超しとなる。なお法人は売り超しを継続し、個人も売り超しを継続、証券会社も売り超しを継続している(【発表リリースページ】)。

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2月25日-3月1日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……1兆1018億6342万6000円/9719億6042万8000円(1299億0299万8000円売超)
・個人……3兆0808億6050万3000円/2兆9235億2257万5000円(1573億3792万8000円売超)
・外国人……5兆4201億8971万4000円/5兆7159億8725万9000円(2957億9754万5000円買超)
・証券会社……2621億8849万0000円/2504億2653万7000円(117億6195万3000円売超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

1月28日-2月1日……3820億7336万8000円買超
2月4日-8日……1506億8057万5000円買超
2月12日-15日……1828億5380万2000円買超
2月18日-2月22日……2249億6082万4000円買超
2月25日-3月1日……2957億9754万5000円買超

今回計測週は営業日が5日フル稼働の週。日銀総裁にアジア開発銀行総裁の黒田氏起用が伝えられたことを好感した上げに始まり、イタリアの総選挙を受けてヨーロッパ諸国の政情不安定化を懸念する下げ、FRB議長の発言を好感しての上げ市場など、目まぐるしく動かされた感のある一週間だった。結局月曜日に上げた分は火曜-水曜の下げ分で帳消しとなり、木金とやや持ち直したものの月曜の高値を超すことはなかった。ただ出来高は比較的高い水準を維持しており、取引の活性化が継続していることは幸いといえる。

外国人投資家の買い超しは今回計測週で16週連続。実に昨年11月12日から始まる週以来、4か月近い継続となる。日経平均株価の上昇もほぼ同じタイミングからスタートしており、取引高の多くを占める外国勢の売買動向が、いかに昨今の上昇市場を底支えしているかが分かる。

先週の記事ではイタリアの総選挙の結果を大いに懸念したものだが、同国の情勢に注視は必要なものの、当初想定したほどの混乱は市場には起きていない。EU諸国がここ数年の間にさまざまな対処を施し、備えていた経験が活きているのだろう。

アノマリー的には下げ相場に転じていてもおかしくない。いわゆる「節分天井・彼岸底」というものだ。しかし今年に関しては、まったくの外れと見て良い。この勢いがどこまで続くのか、気になるところではある。

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