音楽好きの間での「初音ミク」認知度95.0%

2013/03/09 14:00

初音ミク東京工芸大学は2013年2月26日、音楽の視聴性向やいわゆる「ボーカロイド」に関する調査結果を発表した。それによると音楽を聴くことが好きな若年層から成る調査対象母集団においては、「初音ミク」を知っている人は95.0%に達していることが分かった。どのようなものかまで詳しく知っている人に限っても過半数を超えている。概して歳が若いほど認知率も高く、また作編曲が好きな人ほど詳しく知っている人が多い結果が出ている(【発表リリース、PDF】)。

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今調査は2013年1月28日から30日にかけて、「音楽を聴くことが好き」とした12-39歳の男女に対し、携帯電話を用いたインターネット経由で行われたもので、有効回答数は1000人。男女比は1対1、世代構成比は10代・20代前半・同後半・30代前半・同後半で100人ずつ均等割り当て。調査実施機関はネットエイジア。「音楽試聴が好き」との条件付けのため、世間一般の調査対象母集団と比べ、回答には多少の音楽性向における偏りが生じていることを留意する必要がある。

「VOCALOID(ボーカロイド)」とは、ヤマハが開発した音符と歌詞を入力するだけで歌声を作成することができる歌声合成技術、および、その技術を応用したソフトウェアの総称。さらにはその技術が用いられている商品に設定されているキャラクター(例えば初音ミク)を指す場合もある。今回はそのキャラクタについて認知度をチェックしていくことになる。

回答対象として挙げられたのは「初音ミク」以外に、ボーカロイドシリーズに対応した音源として展開中の「Megpoid(メグッポイド)(声優の中島愛嬢の声がベース)」「IA(歌手のLia嬢の声がベース)」「蒼姫ラピス(一般公募で選ばれた江口菜子嬢の声がベース)」。

この4キャラクタに関して、どの程度知っているかを尋ねた結果が次のグラフ。やはり「初音ミク」の認知度が圧倒的。

↑ 以下の製品名・キャラクター名をどの程度知っているか
↑ 以下の製品名・キャラクター名をどの程度知っているか

登場・展開期日そのものが上に行くほど昔ということもあるが、やはり初めてのボーカロイドキャラであったこと、多くのボカロP(その曲関連のコンテンツ製作者(Pはプロデューサーの略))が作品を創生したこと、そして大手企業によるタイアップ企画の展開もあり、「初音ミク」を知らない人はわずか5%という結果となった。

一方他の3キャラクタにおいては、一番認知度の高い「Megpoid」でも2割強、知らない人が3/4強。残り2キャラは2割足らず・1割強に留まっている。選択肢が増えるにつれて使う人が分散したことや、登場してからまだ日が浅く、世に送り出される作品数が少ないのも要因だと考えられる。

それでは一番認知度が高い「初音ミク」はどのような層から特に知られているのか。

↑ 「初音ミク」をどの程度知っているかか
↑ 「初音ミク」をどの程度知っているか

「全く知らない」の回答率はどの層でも5%内外で、少なくとも今調査対象母集団(「音楽好き」と回答した若年層)における圧倒的な認知度が確認できる。一方、名前だけでなくどのようなものまで知っているか否かでは、男性よりも女性、10-20代前半のごく若い層、そして作編曲が好きな人ほど高い値を示している。

元々この層は動画共有サイトでの動画視聴を特に好み、ボカロ曲の認知度も高いことから、当然「初音ミク」を知る機会も多くなる。それらの機会を通じ、興味関心も沸いた結果、このような高い値を示したと考えられる。若年層の接触機会が多い事業で「初音ミク」とのタイアップが目に留まるのも、ある意味当然といえよう。


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