5年間でどう変わる? 世代別ラジオの視聴時間の変化をグラフ化してみる(2011年社会生活基本調査)

2013/03/12 08:45

ラジオ総務省統計局では2012年7月13日から12月21日に渡り順繰りに、「2011年社会生活基本調査」の結果を同省公式サイトで公開した。そこで【ボランティア活動の実態をグラフ化してみる(2011年社会生活基本調査)】に代表されるように、気になる部分を抽出し、時にはさらに追加資料や統計局のデータベース上の詳細値を使い、グラフ化した上で動向を眺め、社会生活の基本的な面での状況の把握を行っている。今回は最新の調査結果と前回(2006年実施)における、世代別のラジオ視聴時間の変移を確認しておくことにする(【平成23年社会生活基本調査(総務省)】)。

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調査方法や調査対象母集団など、調査要件に関する詳しい内容に関しては、以前の記事【インターネットの利用時間動向をグラフ化してみる(2011年社会生活基本調査)】にて確認してほしい。

以前【テレビの「ながら視聴」が多いのは男性? 女性?!(2011年社会生活基本調査)】でも伝えたように、2006年から2011年に渡る5年間では、テレビ視聴時間は成人若年層で減り、それ以外の世代では増える傾向にある。特に他の行動を同時にしながらの「ながら視聴」の伸びが著しい。

↑ 年齢階級・行動主軸別「テレビ」の平均時間(週全体平均)(男性)(再録)
↑ 年齢階級・行動主軸別「テレビ」の平均時間(週全体平均)(男性)(再録)

↑ 年齢階級・行動主軸別「テレビ」の平均時間(週全体平均)(女性)(再録)
↑ 年齢階級・行動主軸別「テレビ」の平均時間(週全体平均)(女性)(再録)

それではラジオの時間はどのような変化を見せているのだろうか。今回はながら視聴、つまり「同時行動」を合わせ、時間を計算した。ラジオの視聴スタイルを想像すれば、ながら視聴が多分にあることは容易に想像できるからだ。また2006年より前の調査、具体的には2001年以前のものはテレビとラジオを合わせた時間しか収録されておらず、経年変化を確認することはできなかった。

↑ 年齢・行動の種類別行動平均時間(週全体、主行動+同時行動、2006-2011年、分)(男性、ラジオ)
↑ 年齢・行動の種類別行動平均時間(週全体、主行動+同時行動、2006-2011年、分)(男性、ラジオ)

↑ 年齢・行動の種類別行動平均時間(週全体、主行動+同時行動、2006-2011年、分)(女性、ラジオ)
↑ 年齢・行動の種類別行動平均時間(週全体、主行動+同時行動、2006-2011年、分)(女性、ラジオ)

全体的には「若年層、特に女性はほとんど聴かない」「中堅層は男性がよく聴く」「高齢層は女性が良く聴く」などの傾向がある。中堅層も「家事をしながらラジオを聴く」というスタイルを想像したが、すでに「テレビの”ながら視聴”が多いのは男性? 女性?!-」でも伝えているように、女性の家事のお供はテレビに主役が移っており、ラジオはあまり使われない。

一方5年間に渡る変移を見ると、「男性は中堅層までが減少、高齢層が増加」「女性はややばらつきがあるが概して増加」の動きを見せている。上記男女のグラフは縦軸の区分を合わせているので、棒グラフの長さをそのまま比較できるが、特に高齢層の伸びが目に留まる。

テレビ同様ラジオにおいても、時代の流れと共に「若年層離れ」「高齢層の密着化」が進んでいるようだ。ラジオでは特に女性の視聴時間の増加が確認されており、注目に値する動きといえよう。

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