テレビの長さを再確認…主要メディアの平均利用時間をグラフ化してみる(最新)

2018/01/11 05:09

2018-0109不特定多数に向けて情報を発信する機能を持つ道具をメディアと呼んでいる。新聞や雑誌、テレビやラジオなどが主なメディアだが、最近ではインターネットもまた、多くの人に情報発信を行う道具として使われ、従来のメディアの立ち位置は変化を遂げつつある。今回は総務省統計局が2017年7月14日以降順次結果を発表している2016年社会生活基本調査の結果を用いて、従来から用いられている主要メディア、具体的には「読書」「新聞・雑誌」「テレビ」「ラジオ」の利用時間の実情を確認していくことにする(【平成28年社会生活基本調査】)。

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今調査の調査要綱は先行記事【ボランティア活動の実態をグラフ化してみる】を参照のこと。

今件調査ではマスメディアの利用について、いくつかの具体的項目に区分し、それらを主に使った時間が計測されている。今回はそのうち今サイトでもよく取り上げる項目、具体的には「読書」「新聞・雑誌」「テレビ」「ラジオ」を見ていくことにする(残念ながら「新聞」と「雑誌」は元データでも別個区分はされていない)。なお個々の項目の具体的定義は次の通り。

●読書……恋愛物の本を読む、歴史に関する本を読む、スポーツの本を読む、携帯電話で小説を読む。

●新聞・雑誌……/景垢鯑匹燹朝刊を読む、コンピュータ(で)雑誌を読む、図書館で新聞を読む ¬_茲鯑匹燹´0疥燹Σ閥顱δ命販売のカタログを見る、旅行のパンフレットを読む、利用案内を読む。

●テレビ……テレビで映画を見る、子供とテレビを見る、パソコンでテレビ番組を見る、ワンセグ視聴。

●ラジオ……ラジオを聞く、有線放送を聞く、インターネットでラジオを聴く。

※テレビから録画したビデオ・DVDを見るのは「ビデオ・DVD」(今回は取り上げない)とする。
※インターネット経由の雑誌・新聞閲読、電子書籍・雑誌の購読は明記されていないものの、「携帯電話で小説を読む」「コンピュータ(で)雑誌を読む」とあり、また明確に「読書向けの書籍」「雑誌・新聞」のコンテンツであれば、インターネット経由などでの閲読も回答者は「読書」「新聞・雑誌」と見なしていると考えられる。

まずは全体的な利用時間。なお今件は「主行動としての利用時間」に限定される。いわゆる「ながら行動」として副次的に行った行為は含まれない。例えば「男性の読書時間8分」とは、土日まで含めた一週間全体、そして読む人も読まない人も合算して、一日あたり読書時間は平均8分であることを意味している。

↑ 平均主要マスメディア利用時間(分、週全体平均)(2016年、10歳以上)
↑ 平均主要マスメディア利用時間(分、週全体平均)(2016年、10歳以上)

やはりテレビの圧倒的な長さが目に留まる。新聞・雑誌は合わせても男性12分、女性10分。読書は8分・6分。ラジオに至っては2分・1分のみ。

これを年齢階層別に見たのが次のグラフ。

↑ 平均主要マスメディア利用時間(男性、年齢階層別、分、週全体平均)(2016年)(10歳以上)
↑ 平均主要マスメディア利用時間(男性、年齢階層別、分、週全体平均)(2016年)(10歳以上)

↑ 平均主要マスメディア利用時間(女性、年齢階層別、分、週全体平均)(2016年)(10歳以上)
↑ 平均主要マスメディア利用時間(女性、年齢階層別、分、週全体平均)(2016年)(10歳以上)

一部でイレギュラー的な動きがあるものの、大よそ歳を重ねるほど利用時間は増加していく。そしてテレビの圧倒的な長さはどの年齢階層でも変わるところが無い。

興味深いのはテレビの利用時間。年齢階層別に見ると一部の年齢階層では女性の方が長い場合が見受けられる。大よそ若年層では男女の差がさほど開いていないが、壮齢層以降では大きな差が生じる。

↑ 平均主要マスメディア利用時間「テレビ」(男女別、年齢階層別、分、週全体平均)(2016年)
↑ 平均主要マスメディア利用時間「テレビ」(男女別、年齢階層別、分、週全体平均)(2016年)

定年退職を迎える65歳以上になると差異は大きくなり、その差は50分にもなる。男性が女性と比べて老後の時間の多くをテレビ視聴に費やしている現実が、今件グラフから改めて確認できる次第ではある。


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