テレビの長さを再確認…主要メディアの平均利用時間をグラフ化してみる(2011年社会生活基本調査)

2013/03/01 11:30

テレビ視聴総務省統計局が2012年7月13日から12月21日にかけて順次発表した「2011年社会生活基本調査」の結果を基に、【ボランティア活動の実態をグラフ化してみる(2011年社会生活基本調査)】の記事などに代表される通り、必要時には追加資料やデータベース上の詳細値を使って補足した上でグラフ化し、状況の精査分析を行っている。今回は主要マスメディアの利用において、「読書」「新聞・雑誌」「テレビ」「ラジオ」を抽出し、男女、そして世代別の時間の違いを見ていくことにする(【平成23年社会生活基本調査(総務省)】)。

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今調査は1976年以降5年おきに行われ、1日の生活時間の配分と過去年間における主な活動状況などを調べている。今回は2011年に実施された結果となる。

今件調査ではマスメディアの利用について、いくつかの具体的項目に区分し、それらを主に使った時間が計測されている。今回はそのうち今サイトでもよく取り上げる項目、具体的には「読書」「新聞・雑誌」「テレビ」「ラジオ」を見ていくことにする(残念ながら「新聞」と「雑誌」は元データでも別個区分はされていない)。なお個々の項目の具体的定義は次の通り。

●読書……恋愛物の本を読む、歴史に関する本を読む、スポーツの本を読む、携帯電話で小説を読む

●新聞・雑誌……①新聞を読む、朝刊を読む、コンピュータ雑誌を読む、図書館で新聞を読む ②漫画を読む ③衣類・家具・通信販売のカタログを見る、旅行のパンフレットを読む、利用案内を読む

●テレビ……テレビで映画を見る、子供とテレビを見る、パソコンでテレビ番組を見る、ワンセグ視聴

●ラジオ……ラジオを聞く、有線放送を聞くインターネットでラジオを聴く

※テレビから録画したビデオ・DVDを見るのは「ビデオ・DVD」(今回は取り上げない)とする
※インターネット経由の雑誌・新聞購読は明記されていないものの、明確に「読書向けの書籍」「雑誌・新聞」のコンテンツであれば「読書」「新聞・雑誌」と見なしていると考えられる
※電子書籍に関する言及は無い。次回調査(2016年)には項目の追加か関連項目への解説に明記がなされることだろう。

まずは全体的な利用時間。なお今件は「主行動としての利用時間」に限定される。いわゆる「ながら行動」として副次的に行った行為は含まれない。例えば「男性の読書時間9分」というのは、土日まで含めた一週間全体、そして読む人も読まない人も合わせて、一日あたり読書時間は平均9分を意味している。

↑ 平均主要マスメディア利用時間(分、週全体平均)(2011年)
↑ 平均主要マスメディア利用時間(分、週全体平均)(2011年)

やはりテレビの圧倒的な長さが目に留まる。新聞・雑誌は合わせても男性13分、女性10分。読書は9分・8分。ラジオに至っては2分・3分でしかない。

これを世代的に見たのが次のグラフ。

↑ 平均主要マスメディア利用時間(男性、世代別、分、週全体平均)(2011年)
↑ 平均主要マスメディア利用時間(男性、世代別、分、週全体平均)(2011年)

↑ 平均主要マスメディア利用時間(女性、世代別、分、週全体平均)(2011年)
↑ 平均主要マスメディア利用時間(女性、世代別、分、週全体平均)(2011年)

読書でややイレギュラー的な動きがあるものの、概して歳を経る程利用時間は増加していく。そしてテレビの圧倒的な長さはどの世代でも変わるところが無い。

興味深いのはテレビの利用時間。合計では男性が女性よりも長いのは一つ目のグラフで示した通りだが、世代区分で見ると若年層ではむしろ女性の方が長い。

↑ 平均主要マスメディア利用時間「テレビ」(性別、世代別、分、週全体平均)(2011年)
↑ 平均主要マスメディア利用時間「テレビ」(性別、世代別、分、週全体平均)(2011年)

特に定年退職を迎える65歳以上になると差異は大きくなり、75歳以上では約1時間の差が開く。男性が女性と比べて老後の時間の多くをテレビ視聴に費やしている現実が、今件グラフからでも確認できる次第である。


■関連記事:
【5年の間にこれだけ変わる…テレビ視聴と新聞購読時間の変移をグラフ化してみる(2011年版情報通信白書より)】

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