一番の夜更かし世代は? 世代別就寝時刻をグラフ化してみる(2011年社会生活基本調査)

2013/02/27 11:30

夜更かし総務省統計局は2012年7月13日以降同年の12月21日までにかけて、2011年版の社会生活基本調査の結果を逐次発表・公開している。そこで【ボランティア活動の実態をグラフ化してみる(2011年社会生活基本調査)】にあるように、当方で内容を精査した上で気になる要素を逐次抽出し、必要ならば統計局の公開データベース上の詳細値を使って補完し、グラフ化し、状況の把握と分析を行っている。今回は男女、曜日、そして世代別に就寝時刻(17時以降で翌日のお昼前に始まり、60分を超えて続く睡眠の開始時刻)の変移を見ていくことにする。もっとも夜更かしをしているのはどの世代なのか、気になる人も少なくあるまい(【平成23年社会生活基本調査(総務省)】)。

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今調査は1976年以降5年おきに行われている長期的・定期的なもので、1日の生活時間の配分、そして過去1年間における主な活動状況などを回答してもらっている。そしてその結果は多様な視点から集計された上で、仕事と生活の調和の推進、男女共同参画社会の形成、少子高齢化対策など各種行政施策の基礎資料や裏付けとして役立てられることになる。

まず最初に挙げるのは、男女・曜日別、そして世代別の平均就寝時刻の動向を記したもの。縦軸の時間区切りを統一し、男女の比較もしやすいようにしてある。

↑ 年齢階級、曜日別平均就寝時刻(男性)
↑ 年齢階級、曜日別平均就寝時刻(男性)

↑ 年齢階級、曜日別平均就寝時刻(女性)
↑ 年齢階級、曜日別平均就寝時刻(女性)

男女とも概して日曜の就寝時刻が一番早く、次いで平日、そして土曜日の就寝時刻が一番遅い。日曜は少しでも長い睡眠時間を確保するため、そして日中のスケジュールに余裕があるのが原因。ならば土曜日より平日の方が遅くなりそうだが、これは土曜日が「翌日は休みなのでゆっくりできるから、夜更かしをしよう」との意図によるものと考えられる。実際、【大学生が一番怠惰!? 世代別の起床時刻をグラフ化してみる(2011年社会生活基本調査)】などにもある通り、日曜の起床時刻が一番遅い。

また世代別の動きを見ると、男女とも20代前半がもっとも夜更かし。大学生、あるいは就職間もなく、色々と夜遅くまで起きていなければならない事情があると察することができる。そしてそれ以降は女性40代後半-50代前半にややイレギュラー的な動きがあるものの(子供がある程度成長することによって生じるパート・アルバイト勤務で日中時間を費やしたため、家事終了までに時間がかかるのだろう)、概して歳を経る程早寝になる傾向が見られる。【男女で寝ている時間はどちらが短い? 睡眠時間の動向をグラフ化してみる(2011年社会生活基本調査)】にある通り、高齢者ほど睡眠時間が長くなる傾向があるが、これはひとえに早寝をするからに他ならないことが再確認できる。

なお男女で平日・世代別の就寝時刻を比べると次の通りとなる。

↑ 年齢階級、性別平均就寝時刻(2011年)(平日)
↑ 年齢階級、性別平均就寝時刻(2011年)(平日)

興味深いことに「就寝時刻の遅い時刻でのピーク、20代前半までは男女変わらず」「ピーク以降40代後半-50代前半までは男性が夜更かし」「50代後半以降は女性が夜更かし」という3段階に分かれた差異が確認できる。40代後半-50代前半までは就業で多忙の結果、男性が夜更かしをしがちになるのは理解がたやすいが、50代後半以降の女性が夜更かしの動きは理由が分かりにくい。パート・アルバイトのため……にしては高齢過ぎる面もある。身体的・老化上の違いが男女で出てきた結果なのかもしれない。

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