女性の夕食時間、一番遅いのは? 年齢階層別夕食開始時刻をグラフ化してみる(最新)

2017/11/16 04:57

2017-1115一日の食事の締めでもあり、一家だんらんの場としても重要な夕食。用意する時間をある程度取れることもあり、料理をする人には腕を振るう場ともなる。その夕食を取り始める時刻は、人によってどのような違いが生じているのだろうか。今回は総務省統計局が2017年7月14日以降順次結果を発表している2016年社会生活基本調査の結果を基に、その実情を確認していく(【平成28年社会生活基本調査】)。

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今調査の調査要綱は先行記事【ボランティア活動の実態をグラフ化してみる】を参照のこと。

まず最初に挙げるのは、男女・曜日(平日と土曜、日曜)別、そして年齢階層別の平均夕食開始時刻の実情を記したグラフ。縦軸の時間区切りを統一し、男女の比較もしやすいようにしてある。

↑ 年齢階層、曜日別平均夕食開始時刻(2016年、10歳以上、男性、時:分)
↑ 年齢階層、曜日別平均夕食開始時刻(2016年、10歳以上、男性、時:分)

↑ 年齢階層、曜日別平均夕食開始時刻(2016年、10歳以上、女性、時:分)
↑ 年齢階層、曜日別平均夕食開始時刻(2016年、10歳以上、女性、時:分)

まず男女とも大よそ平日より土曜、土曜より日曜の方が夕食の開始時刻が早い。これは以前【男性より女性、無職な人ほど早めに夕食を取る傾向】でも解説した通り、就業者は就業時間に押される形でどうしても夕食時刻を遅くせざるを得ないため。土曜出勤者も多分にいることから、平日よりは早いものの、日曜よりは遅くなる次第。また歳を経るに連れて健康・身体の変化などから就寝時間が早くなるため、自然と夕食開始時刻も早くなる(もちろん定年退職などで就業者率が減るのも一因)。そして女性よりも男性の方が平日と土曜・日曜の差異が大きいのも、男性の方が正社員での就業者が多く、必然的に帰りが遅くなるから。

また遅くなるピークを見ると男性は平日と土日でずれが生じるが、女性は曜日を問わず20代がもっとも遅くなる(平日・土曜は20代前半、日曜は20代後半)。これもまた就業と関係しており、20代が一番正社員率が高いため、帰宅・夕食時間が遅くなる次第(別調査だが【男性22%・女性58%は非正規…就労者の正規・非正規社員率をグラフ化してみる(最新)】を参照のこと)。結婚してからのパート・アルバイトの場合は正社員と比べて労働時間が短く、夕食開始時刻が後ろにずれ込む可能性が低くなる。

やや余談になるが、男女で平日・年齢階層別の夕食開始時刻を比べると次の通りとなる。

↑ 年齢階層、男女別平均夕食開始時刻(2016年、10歳以上、平日、時:分)
↑ 年齢階層、男女別平均夕食開始時刻(2016年、10歳以上、平日、時:分)

20代から男女で大きく差異が生じるのは、就業しているか否かで夕食開始時刻が異なるため。そして男性の定年退職や女性のパート・アルバイトの必要性の低下(=子供の親離れ)が進むに連れて、男女の差異は縮まっていく。同時に就寝時間が早くなるといった身体的な事情もあり、開始時刻が早まる形となる。

一番の男女差が生じるのは30代後半で50分強(男性19時56分、女性19時04分で52分の差)。男性の働き盛りでもあり、多忙なために帰宅も遅くなる。当然食事もずれ込む結果、差異が開くと考えれば、この動きも納得がいく次第ではある。


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