起床時刻の男女間、そしてこの5年の間の変化ぶりを探る(2011年社会生活基本調査)

2013/02/22 07:55

起床2012年7月13日から12月21日にかけて総務省統計局では逐次、2011年社会生活基本調査の結果を発表している。そこで【ボランティア活動の実態をグラフ化してみる(2011年社会生活基本調査)】から始まる形で何回かに分けて、当方が目を留めたポイントを逐次抽出し、必要な場合にはさらなる追加の資料や統計局が公開しているデータベース上の詳細値を使い値を補完した上でグラフ化し、状況の把握と精査などの分析を行っている。今回は男女、就業のある無し、そして直近と5年前における起床時刻の変移を見ていくことにする。他人の起床時刻は知る機会があまりないため、気になる人も多いに違いない(【平成23年社会生活基本調査(総務省)】)。

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今調査は1976年以降5年おきに行われている定期的なもので、1日の生活時間の配分と過去1年間における主な活動状況などを調べている。そしてその結果はさまざまな観点から集計された上で、仕事と生活の調和の推進、男女共同参画社会の形成、少子高齢化対策などの各種行政施策の基礎的な、そして裏付けのための資料として役立てられることになる。

まずは直近2011年における平均起床時刻(深夜ゼロ時以前に始まり、60分を超えて続く最初の睡眠の終了時刻)だが、平日は男性が午前(以下同)6時46分、女性が午前6時28分と、女性の方が20分近く早い。朝の家事などのために早起きする必要があるからだろう。

↑ 男女・曜日別平均起床時刻(2011年)
↑ 男女・曜日別平均起床時刻(2011年)

これが土日になると男女とも30分ほど起床時間が遅くなる。土曜日より日曜日の方がさらに遅くなるのは、土曜日も出勤・登校で早起きせざるを得ない人がいるから。一方で男女の差異はあまり変わりない。

それを就業別に見ると、男女とも平日はほとんど同じものの、土日では無業者(定職を持たない者)の方が早起きする傾向が見られる。

↑ 普段の就業状態・曜日別平均起床時刻(2011年)(男性)
↑ 普段の就業状態・曜日別平均起床時刻(2011年)(男性)

↑ 普段の就業状態・曜日別平均起床時刻(2011年)(女性)
↑ 普段の就業状態・曜日別平均起床時刻(2011年)(女性)

有業者は平日の就業での疲れをいやすため、土日に少しでも長く睡眠を取り、そのために起床時間が遅くなる……と考えれば道理は通る。平均すると10分程度でしかないが、その10分が結構大きい。

今調査結果では5年前、つまり2006年時における起床時刻の値も用意されている。そこで5年間の変移を計算したところ、男女とも平日と日曜日では早まり、土曜日は遅くなるという傾向が見られた。

↑ 男女・曜日別平均起床時刻(2006年から2011年への差異、分)
↑ 男女・曜日別平均起床時刻(2006年から2011年への差異、分)

仕事や家事などで多忙さを増したのか、それとも趣味趣向上でやりたいことが増えたのか、ともあれ平日と日曜の起床時間は繰り上がっている。その分土曜日の起床時間は遅くなっているが、これは単に土曜日を休む人が増えているからかもしれない(上記グラフにある通り、平日よりも土日、つまり多くの人が休みの日の方が、起床時刻は遅くなる)。

これをさらに就業状態別に細分した結果が次のグラフ。

↑ 普段の就業状態・曜日別平均起床時刻(2006年から2011年への差異、分)(男性)
↑ 普段の就業状態・曜日別平均起床時刻(2006年から2011年への差異、分)(男性)

↑ 普段の就業状態・曜日別平均起床時刻(2006年から2011年への差異、分)(女性)
↑ 普段の就業状態・曜日別平均起床時刻(2006年から2011年への差異、分)(女性)

男性有業者の平日がイレギュラーな動きを示しているが、それに目をつむれば男女とも「平日と日曜は早起き化、土曜日は遅起き化」「男性は無業者の方が早起き傾向が著しく、女性は有業者の方がより一層早起き」という動きが見られる。曜日別の傾向は全体値と同じで問題ないが、就業状況別については色々な可能性が考えられる。【共働きか否かを問わず増加する夫の育児時間(2011年社会生活基本調査)】 にもある通り女性の家事の時間は増えているため、それを補うために早起きせざるを得ないのだろう。

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