為替の変動に伴う業績予想の上方修正の話が相次ぐ…海外投資家、12週連続の買い超し(13/02/07)

2013/02/08 10:45

東京証券取引所は2013年2月7日、2013年1月28日-2月1日(1月第5週)における株券の投資部門別売買状況を発表した。それによるとこの週に外国人投資家が株を売った総額は5兆6054億6392万3000円なのに対し、買い総額は5兆9875億3729万1000円となり、差し引き3820億7336万8000円の買い超しとなった。これは先週から続いて12週連続の買い超しとなる。なお法人は売り超しを継続し、個人は売り超しを継続、証券会社も売り超しを継続している(【発表リリースページ】)。

スポンサードリンク


1月28日-2月1日における各部門別の売買動向は次の通り。

・法人……9837億2613万2000円/6946億7508万6000円(2890億5104万6000円売超)
・個人……3兆4064億8302万1000円/3兆2921億2279万6000円(1143億6022万5000円売超)
・外国人……5兆6054億6392万3000円/5兆9875億3729万1000円(3820億7336万8000円買超)
・証券会社……2937億6829万5000円/2835億3996万2000円(102億2833万3000円売超)

(それぞれ売り/買い(差し引き))

また、この5週間における外国人投資家の動向は次の通り。

2013年1月4日-4日……1903億9977万5000円買超
1月7日-11日……2525億0153万1000円買超
1月15日-18日……2138億0962万5000円買超
1月21日-25日……1991億6403万8000円買超
1月28日-2月1日……3820億7336万8000円買超

今回計測週はフル営業日で5日間の計測。東証の出来高も去年の12月中旬以降大きく膨れ上がっており、市場の活性化を改めて認識できる。株価そのものも為替動向に左右される部分が多分にあるものの、全般的には堅調。調整を何度か繰り返しながらも、チャート的には良い形を形成している。

「為替動向に」としたが、これは多分に「過度の円安」では無く、「過度の円高からの適正化への流れ」と見るべき。国内で完結する企業ならともかく、何らかの形で国外とのやり取りがある場合、為替の動きによる直接的な損益以外に、相手先での価格設定による競争力の変化にも影響が及ぶからだ。見方を変えればこの数年間、極度な円高政策により、多分の企業は不利な状況での戦いを強いられてきたことになる。無論商品そのものの魅力や需要への対応など、セールスポイントは他にも多々あるが。

先週にも増して、為替の変動に伴う業績予想の上方修正の話が伝えられている。これも「楽して儲けた」のではなく、「今まで損していたのを取り戻しただけの話」と見た方が、より確からしい。外国勢の買い攻勢が続いているのも、為替変動に伴うポートフォリオのバランス調整以外に、企業のそろばん勘定の上での先を見通した上での流れもあるのだろう。

日経平均株価はすでにリーマンショック後の最高値を超えている。次の節目はサブプライムローン問題が表面化した後、リーマンショック前につけた2008年6月6日の1万4601円27銭あたりだろうか。少々遠い目標ではあるが、このあたりまでは目指してほしいものだ。

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー