平日と土日で大きく異なる人の時間別行動…時間帯別に見た行動者率をグラフ化してみる(2011年社会生活基本調査)

2013/02/12 14:45

時間配分総務省統計局は2012年7月13日から12月21日にかけて、2011年社会生活基本調査の結果を発表した。そこで【ボランティア活動の実態をグラフ化してみる(2011年社会生活基本調査)】のように、気になるポイントを逐次抽出し、時には追加資料やデータベース上の詳細値を使い補足した上でグラフ化し、状況の把握を行っている。今回は平日と土曜・日曜に分け、一日の時間の流れの中で、人々がどのような行動をとっているのか、平均的な姿を「行動者率」(人口に占める行動者数の割合)の動向で見ていくことにする(【平成23年社会生活基本調査(総務省)】)。

スポンサードリンク


今調査は1976年以降5年おきに行われているもので、1日の生活時間の配分と過去年間における主な活動状況などを調べている。そしてその結果は仕事と生活の調和の推進や男女共同参画社会の形成、少子高齢化対策などの各種行政施策の基礎資料として役立てられることになる。

今件は生活様式を「睡眠」「身の回りの用事」「食事」「通勤・通学」「仕事(収入を伴う仕事)」「学業(学生が学校の授業やそれに関連して行う学習活動)」「家事」「介護・看護」「育児」「買物」「移動(通勤・通学を除く)」「テレビ・ラジオ・新聞・雑誌」「休養・くつろぎ」「学習・自己啓発・訓練」「趣味・娯楽」「スポーツ」「ボランティア活動・社会参加活動」「交際・付き合い」「受診・療養」「その他」の20に区分。さらに睡眠・食事など生理的に必要な活動を「1次活動」、仕事・家事など社会生活を営む上で義務的な性格の強い活動を「2次活動」、これら以外の各人が自由に使える時間における活動を「3次活動」としている。

その上でさらにグラフ上分かりやすいよう、「睡眠」「身の回りの用事、食事」「通勤・通学、仕事、学業」「家事関連」「3次活動」に大別。その区分に基づき、一日の時間の流れの中における行動者率の推移をグラフにした。

まずは平日。朝方は当然寝ている人がほとんどだが、5時すぎあたりから皆が起きだし、朝の支度をするようになる。

↑ 曜日、行動の種類、時間帯別行動者率(全体、平日)
↑ 曜日、行動の種類、時間帯別行動者率(全体、平日)

↑ 3次活動の行動者率(全体、平日、%)
↑ 3次活動の行動者率(全体、平日、%)

お昼までは多くの人が仕事や学業に従事するが、一方で「3次活動」に勤しむ人も少なくない。そしてお昼時には食事のため、「身の回りの用事、食事」の値が急激に増える。その後は再び仕事や学業が増加。

17時以降は仕事、学校を終えて帰宅のため、少しずつ「身の回りの用事、食事」が再び増加。夕食をとったあとは「3次活動」が大きく増加し、平日における安らぎタイムは主に夕食後であることがうかがえる。2つ目のグラフからも分かる通り、「3次活動」が5割を超えるのは20時から22時までの間となる。

土曜日は休みの人が多いこともあり、仕事や学業の比率が随分と低下し、その分「家事関連」「3次活動」が増加する。

↑ 曜日、行動の種類、時間帯別行動者率(全体、土曜)
↑ 曜日、行動の種類、時間帯別行動者率(全体、土曜)

↑ 3次活動の行動者率(全体、土曜、%)
↑ 3次活動の行動者率(全体、土曜、%)

平日に出来なかったことをまとめてするためか、「家事関連」「身の回りの用事、食事」が大きく増加する。また、平日と比べるとわずかではあるが、起きるタイミングも遅めになっている。色々と時間に余裕があるため、「3時行動」の5割超えも13時半-17時・19時45分-22時半までとなり、いわゆる「半ドン状態」となっているのが分かる。

日曜になるとさらに時間的余裕が増える。土曜日出勤・登校の人も、さすがに日曜はほとんどが休みとなるため、それが数字に反映されるからだ。

↑ 曜日、行動の種類、時間帯別行動者率(全体、日曜)
↑ 曜日、行動の種類、時間帯別行動者率(全体、日曜)

↑ 3次活動の行動者率(全体、日曜、%)
↑ 3次活動の行動者率(全体、日曜、%)

土曜日よりもさらに「身の回りの用事、食事」「家事関連」「3次活動」が増え、プライベートな時間の過ごし方をしている人が多くなっている。「3次活動」に限っても、5割超えの時間帯は13時から17時45分、19時45分から22時15分以外に、午前中の10時から11時45分も該当し、自由時間が多いことを再確認できる。



今件はあくまでも全体的なもので、例えば男性と女性では行動様式に違いが見られる。とはいえ、社会全体において一日の流れの中で平均的に、人々がどのような生活をしているのかを知るのには十分過ぎるデータといえよう。


■関連記事:
【昼過ぎの自宅滞在率は3割…家に居て寝ている時間と起きてる時間の変移をグラフ化してみる】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー