パチンコもカラオケもする人減少中…種類別・趣味娯楽をする人の変化をグラフ化してみる(2011年社会生活基本調査)

2013/02/07 08:45

カラオケ総務省統計局は2012年7月13日から12月21日にかけて、2011年社会生活基本調査の結果を発表した。今回はその調査結果の中から「パチンコ」「テレビゲーム・パソコンゲーム」などいくつかの項目に絞った上で、趣味や娯楽の世代別行動実態、そして前世紀末からの利用者の割合変化について見ていくことにする(【平成23年社会生活基本調査(総務省)】)。

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今調査は1976年以降5年おきに行われているもので、1日の生活時間の配分と過去年間における主な活動状況などを調べている。そしてその結果は仕事と生活の調和の推進や男女共同参画社会の形成、少子高齢化対策などの各種行政施策の基礎資料として役立てられることになる。

次のグラフは過去1年間において、自分の趣味・娯楽としてその行動を行ったか否かを聞いた結果をまとめたもの。頻度は関係が無く、一度でも手にした・実行すれば「該当する」と回答することになる。全体ではパチンコ10.0%、テレビゲーム・パソコンゲーム(TV・PCゲーム)33.3%、カラオケ29.0%、写真撮影やプリント25.0%という結果となった。なお写真撮影には特に詳しい説明は無く、紙焼きのカメラ以外にデジタルカメラ、モバイル端末による写真撮影も含まれると考えて良い。

↑ 「趣味・娯楽」の年齢階級別行動者率(パチンコ、TV・PCゲーム)(2011年)
↑ 「趣味・娯楽」の年齢階級別行動者率(パチンコ、TV・PCゲーム)(2011年)

↑ 「趣味・娯楽」の年齢階級別行動者率(カラオケ、写真撮影・プリント)(2011年)
↑ 「趣味・娯楽」の年齢階級別行動者率(カラオケ、写真撮影・プリント)(2011年)

パチンコは二十歳以降ほぼ一定率で遊んでいる人が居る。ピークは20代後半の15.0%。その後も30代はほぼ同じ値を維持し、40代に入ってからようやく減り始める。しかし60代でも1割前後の人がたしなむなど、高齢層でもそれなりの利用者が確認できる。

一方テレビゲーム・パソコンゲームは10代がピーク。以降一定率でプレイヤーは減っていくが、40代後半以降は減少率がキツいカーブとなる。デジタル系の調査でも大体この年齢層で断崖的な差が発生しており、デジタルギャップによるものと考えられる。

一時は大いに流行り、あちこちにカラオケボックスが点在することになったカラオケも、今では全体で3割足らず。もっとも若年層の利用率は高めで、20歳前半では6割超を記録している。またパチンコ同様、高齢層でも一定率の利用者がいるのも特徴的な動き。

高齢者の高い利用率に関しては、写真撮影なども変わらない。むしろこちらは30代の方がピークを示している。多分に世帯を持ち、子供の写真を撮る必然性が生じての行動だろう。

さてこれら4項目に、いくつかの趣味・娯楽として例に挙げられることが多い項目を加え、前世紀末からの行動者率の動きを見たのが次のグラフ。

↑ 「趣味・娯楽」の年齢階級別行動者率推移(1996-2011年)
↑ 「趣味・娯楽」の年齢階級別行動者率推移(1996-2011年)

テレビゲーム・パソコンゲームは本体普及率の向上もあり、当然のごとく上昇している。今回取り上げた中では唯一、一定の上昇率を見せている項目。他の娯楽は読書や写真撮影、日曜大工のように一時上げ基調を見せたものの、直近では下げに転じたものもの含め、一様に減少している。特にカラオケは、1996年から2011年にかけて、16%ポイント以上もの減少が確認できる。

「趣味趣向、娯楽の多様化」という話は良く耳にする。しかし実際には既存の娯楽から疎遠になる人が増え、特定の趣味の中で細分化している感は否めない。今件社会生活基本調査の趣味・娯楽の項目には無いが、例えばソーシャルメディアでのやり取り、テレビ視聴、ウェブサーフィンのように、他の趣味趣向を包括しうるものに取り込まれている気がしてならない。


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【5年の間にこれだけ変わる…テレビ視聴と新聞購読時間の変移をグラフ化してみる(2011年版情報通信白書より)】

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