スポーツをする人約7割、ウォーキングが一番人気(最新)

2017/11/06 05:12

2017-1105日々の生活の中でジョギングやマラソン、水泳、ゴルフなどのように意図的に体を動かしで心身の鍛錬を行うことをスポーツと呼んでいる。人々は普段からどのようなスポーツにいそしんでいるのだろうか。総務省統計局が2017年7月14日以降順次結果を発表している2016年社会生活基本調査から、その実情を確認していく(【平成28年社会生活基本調査】)。

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今調査の調査要綱は先行記事の【ボランティア活動の実態をグラフ化してみる】を参照のこと。

次に示すのは回答時において、過去1年間に一度でも仕事や学校の授業以外(クラブ活動、部活動は含む。見物の類は含まない)で、個人の自由時間を消費して行うスポーツをしたか否かを尋ねた結果。全体では68.8%の人が経験ありと答えていた。10代前半は90.2%ともっとも高い値を示し、10代後半がそれに続く80.0%の値を計上している。

↑ 「スポーツ」の年齢階層別行動者率(2016年)
↑ 「スポーツ」の年齢階層別行動者率(2016年)

↑ 「スポーツ」の年齢階層別行動者率(2001年-2016年)
↑ 「スポーツ」の年齢階層別行動者率(2001年-2016年)

若年層が高い値を示し、中高齢層になるにつれて行動者率は減る傾向がある。特に10代は部活動やクラブ活動でスポーツをしている人が、行動者率を押し上げているのだろう。

経年変化の動きを見ると、60代前半までは行動者率が減る、つまりスポーツをする人が減り、60代後半以降は増える傾向にあった。ところが直近の2016年ではすべての年齢階層で前回調査から行動者率が増える、スポーツをする人が増える動きを示している。

この動きを確認するため、前回2011年調査の結果と今回2016年調査の結果との差異を計算したのが次のグラフ。

↑ 「スポーツ」の年齢階層別行動者率(2011年から2016年への変移、ppt)
↑ 「スポーツ」の年齢階層別行動者率(2011年から2016年への変移、ppt)

元々増加傾向にあった60代後半以降だけでなく、全年齢階層で増加。20代以降は大よそ同じ増加幅を示している。スポーツへの傾注度合いが高まっているのだろうか。

もっともこの増加傾向は2016年調査分から回答様式が多少変更したことによる可能性も否定できない。2016年分は該当スポーツをまったくしなくとも、した場合の頻度によっても同じ記入欄に該当選択肢を記述していた。ところが2011年分までは該当スポーツをしたかしなかったかを選択し、した場合には具体的な頻度を選択肢から選ぶ様式だった。

↑ 2011年までと2016年の回答様式の違い(スポーツ部分)
↑ 2011年までと2016年の回答様式の違い(スポーツ部分)

手間を少なくするための変更なのだろうが、これが影響したのかもしれない。

さてこれらスポーツの中で、具体的にはどのような競技が行われているのか。もっとも多い回答項目は「ウォーキング、軽い運動」だった。複数回答で41.3%の人が過去1年間に、自分の自由時間を割いてウォーキングをしたことがあると答えている。

↑ 「スポーツ」の種類別行動者率(2011年-2016年)
↑ 「スポーツ」の種類別行動者率(2011年-2016年)

機材を特に必要とせず資格も要らず、時間とスペースがあればいつでもどこでも行えるのが「ウォーキング、軽い運動」(天候悪化などでも難しくなるが)。自分の都合ですぐに止めることも可能なのもメリット。もう少し本格的だが、スタイル的には等しい「ジョギング・マラソン」と比べても多くの人に受け入れられているのが分かる。

次に上位の位置にあるのは「器具使用のトレーニング」「ボウリング」。特に「器具使用のトレーニング」は前回調査から大きく値を伸ばし、「ボウリング」と順位が入れ替わる形となった。フィットネスクラブなどの流行も影響しているのだろうか。

大きく上昇している項目と言えば他には「ジョギング・マラソン」「卓球」「バトミントン」。逆に「サイクリング」は大きく値を落としている。

余談になるが65歳以上に限定すると次の通り。種類の並びは総数の時にあわせてある。

↑ 「スポーツ」の種類別行動者率(2016年、65歳以上)
↑ 「スポーツ」の種類別行動者率(2016年、65歳以上)

圧倒的に「ウォーキング、軽い運動」が多く、それに続く「器具使用のトレーニング」も10.6%。高齢層にとってスポーツとは、ウォーキングなどの軽い体操を意味するようだ。


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