中国はピーク時に14億2000万人…国連予想による中国・インド・インドネシアの2100年までの人口推移をグラフ化してみる(2015年)(最新)

2015/08/29 10:56

人口はその国の国力を示す指標の一つであり、その現状や今後の推移を見極める上で、欠かせない値に違いない。そこで今回は国連の公開データを元に、アジア地域の人口面で注目すべき国として中国・インド・インドネシアの3か国にスポットライトを当て、西暦2100年までの人口推定値に関して、日本で良く行われている3世代区分と同様の仕切り分けを行い、その値をグラフ化し、状況の精査を行うことにした。

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今回抽出、精査するデータは国連の公式サイト内の【World Population Prospects, the 2015 Revision(世界人口の見通し、2015年改訂版)】(国連事務局経済社会局の人口部局による、人口統計学的な推計によるデータ)。このページから【データベース中のダウンロードセンター】へアクセスし、公開値一覧から中国、インド、インドネシアの人口推定値を取得。発表年となる2015年から2100年までの推定人口値に関して、3世代区分(0-14歳、15-64歳、65歳以上)に仕切り分けし、さらに精査がし易いよう5年単位で整理を行い、グラフ化・精査を行う。

まず最初は中国。

↑ 中国の世代別人口数推定(万人)(World Population Prospects, the 2015<br>
 Revisionより)
↑ 中国の世代別人口数推定(万人)(World Population Prospects, the 2015
Revisionより)

↑ 中国の世代別人口比率推定(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)
↑ 中国の世代別人口比率推定(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)

どこまでも人口が増え続けるイメージがある中国だが、今予想の限りでは2030年で頭打ち。以後は高齢者数を大幅に上乗せ、若年者数を減らしながら、人口全体も減っていく。高齢者数の増加も2060年で止まるが、若年層の減り方は一層大きく、高齢者「比率」の減少幅は小さい。2085年以降はほぼ横ばいとなる。高齢化への歩みは日本より加速度が大きい感はあるものの、最終的に落ち着く高齢者の比率(約34%)そのものは日本(約35%)よりわずかだが下回っている。

続いてインド。

↑ インドの世代別人口数推定(万人)(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)
↑ インドの世代別人口数推定(万人)(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)

↑ インドの世代別人口比率推定(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)
↑ インドの世代別人口比率推定(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)

資料発表時点での世界最大人口を有する国は中国。しかしその中国は上記にある通り2030年で増加は頭打ち。一方、インドは2070年まで増加を継続しており、2025年に逆転する形でインドが人口のトップに立つことになる。インドにおけるピーク時の推定人口は17億5400万人。

インドでは2015年時点で14歳未満層が3割近くも居るのが特徴的。高齢化も一様に進んでいくが、スタート地点での余裕が大きく、高齢者人口比率が2割を超えるのは2070年に入ってからとなる。

最後にインドネシア。モバイル系のデジタル技術が加速化を続け、人口も日本の約2倍を誇る、今後色々な意味で注目を集めている国の一つである。

↑ インドネシアの世代別人口数推定(万人)(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)
↑ インドネシアの世代別人口数推定(万人)(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)

↑ インドネシアの世代別人口比率推定(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)
↑ インドネシアの世代別人口比率推定(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)

人口数の桁数こそ違えど、増加傾向や高齢化の動向などの観点では、インドとさほど変わらない。両国とも新興国的なスタイルを有し、これからさらなる成長が望める国であることの証ともいえる。インドと比べてやや14歳以下層の比率が低い、高齢層が多いものの、高齢化の歩みも緩やかなもの。2100年時点でも人口3億1400万人を有している。



大よそ今回紹介した新興国も、そしてその他の新興国、さらには先進国も2050-2060年がターニングポイントとなっている(中国はやや早めだが)。

その時点で各国の枠組みに変わりがなければ、との前提だが(かつてのソ連邦のように、国そのものの体制・構成に変化が生じる可能性はゼロとは言えない。冷戦終結前に、東西ドイツの統一や、ソ連邦の解体とロシア連邦などの形成を、誰が予想できただろうか)、各国の国際場面における立ち位置も、随分と変化しているに違いない。

人口数そのものや構成比率は、その国の国力の源となり、それは同時に国際的な発言力の大きな要因になるからである。


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