2100年には8300万人に…国連予想による日本の2100年までの人口推移をグラフ化してみる(2015年)(最新)

2015/08/29 14:29

少子高齢化に伴う日本の人口の減少と世代構成の変化は、事ある毎に話題に登り、論議の対象となり、対策の提案が行われる。人口の減少は国力の減退に他ならず、また生産に携わる年齢層の減少と高齢層の増加は、社会福祉のバランスを危ういものとするからだ。今回は国連の公開データを用い、日本の将来人口の推移予想を確認していくことにする。

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今回抽出、精査するデータは国連の公式サイト内の【World Population Prospects, the 2015 Revision(世界人口の見通し、2015年改訂版)】(国連事務局経済社会局の人口部局による、人口統計学的な推計によるデータ)。このページから【データベース中のダウンロードセンター】へアクセスし、公開値一覧から日本の人口推定値を取得。発表年となる2015年から2100年までの推定人口値に関して、3世代区分(0-14歳、15-64歳、65歳以上)に仕切り分けし、さらに精査がし易いよう5年単位で整理を行い、グラフ化・精査を行う(公開値は1年単位で収録されている)。

↑ 日本の世代別人口数推定(万人)(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)(積み上げグラフ)
↑ 日本の世代別人口数推定(万人)(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)(積み上げグラフ)

↑ 日本の世代別人口数推定(万人)(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)(主要世代別人口推移、折れ線グラフ)
↑ 日本の世代別人口数推定(万人)(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)(主要世代別人口推移、折れ線グラフ)

総人口は公開されている値でもっとも古い2015年から一定率で減少を続けていく。65歳以上の高齢者人口の増加は2045-2050年がピークとなり、それ以降は漸減。労働世代となる15-64歳や未就労世代の14歳以下が2010年以降一様に減少していくのとは対照的である。

世代別構成比で見ても、高齢世代人口が増加を終える2050年前後をピークとし、再びわずかずつだが、それより若い世代の比率が増加していくようすがうかがえる。ただしその足並みはかなり緩やかなもの。

↑ 日本の世代別人口比率推定(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)
↑ 日本の世代別人口比率推定(World Population Prospects, the 2015 Revisionより)

総人口比に占める比率としては、0-14歳層の減少率はほぼ一定、むしろ2055年以降は少しずつだが増加する動きを見せる。一方で15-64歳は2050年前後まで減少率が大きく、2065年でようやく横ばいに推移する。65歳以上は2055年をピークに少しずつ比率を減少。しかし35%台で安定したまま、その後は動きを止めてしまう。国連統計の予想値は2100年までだが、恐らくはこれ以降の動向もこの比率から大きく動くことはあるまい。

無論今数字はあくまでも推定値であり、予想の仕方や前提条件で、特に年代を重ねる毎にぶれが大きくなる。国連が発表した同様の調査結果の3年前のバージョン「the 2012 Revision」と比較しても、世代構成比の変移や人口そのものの点で、小さからぬ違いが確認できるため、あくまでも「予想」よりはむしろ「予報」レベルのモノとして認識した方が無難だ。

とはいえ、今件予想による人口構成比を見る限り、高齢化社会・少子化社会の観点において、多分に問題が発生する・深刻化することは容易に想像できる。いかに子育てがしやすい社会を作り上げていくかを最優先課題とし、その検証と対策の実施が急務であることに違いはない。


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