価格は2001年比で3.9倍…田中貴金属が2012年通期における投資用金地金などの取引量を発表

2013/01/24 17:30

金(ゴールド)田中貴金属は2013年1月23日、同社における2012年通期の投資用金地金、プラチナ地金の販売量と買取量の数値(指数)などを発表した。それによると金価格の高値維持の傾向は継続、そして2012年もここ数年間同様に(田中貴金属側による)買取量が販売量を上回る結果となった(【TANAKAホールディングス公式ページ】)。

スポンサードリンク


リリースによると2012年通期における金の平均価格は1グラムあたり4321円。これは1980年の4499円(ただしドル平均は227.83円)以来31年ぶりに、年平均価格で4000円/グラムを突破した昨年1年間の平均価格4060円からさらに上乗せした額。今回発表された資料における公開期間2001年以降では、当然最高値の水準にある。このような高値をつけたのは、欧州の債務問題に加え、アメリカの「財政の崖」への懸念、そして日本の2012年末における選挙後の経済対策への期待から為替レートが適正化の動きを見せたのが要因。年半ばにはユーロ安・ドル高の進行や、中国などの景気後退で宝飾需要が弱まった関係で一時値を下げるが、その動きも「踊り場」に過ぎなかったことになる。

↑ 田中貴金属における金(ゴールド)の販売・買取量指数の推移と金価格(指数は2001年の販売量を100とした時の値)(2012年通期まで反映)
↑ 田中貴金属における金(ゴールド)の販売・買取量指数の推移と金価格(指数は2001年の販売量を100とした時の値)(2012年通期まで反映)

金地金の売買量状況はグラフにある通り、販売量・買取量共に低水準。2011年比でそれぞれ36.3%・62.3%の減少となった。金価格は上昇を続けているものの、買取量が特に下期において減少していることから、持ち主における様子見ムードがうかがえる。

金貨2013年に入ってからは、国際的な金価格は上値を維持する一方、日本国内では為替レートの適正レートへのさらなる変動が続き、これが金価格の上昇を後押ししている。リリースにもある通りすでに1グラム5000円を超え、1月21日には直近、そして1980年以来の高値である5146円/グラム(税込)を記録している。

今後も為替の変動、そして海外では欧州の債務問題の進捗、アメリカの歳出問題など、金市場に大きな影響を与える要素は数多く見受けられる。そのような環境の中で、金価格や需給はどのような動きを見せるのだろうか。


■関連記事:
【金(きん)への投資をする4つの方法】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー