携帯サービス大手のディー・エヌ・エーがトップ、グリーも6位に(民放テレビCM動向:2012年12月分)

2013/01/23 07:30

ゼータ・ブリッジは2013年1月21日、2012年12月度における関東民放5放送局(いわゆるキー局)のテレビCMオンラインランキングを発表した。それによるとCMの放送回数がもっとも多かった企業・団体はディー・エヌ・エーだった。また、商品別オンエアランキングなどを合わせ見ると、グリーやサイバーエージェント、ソフトバンクモバイルなど、携帯電話関連企業が大きく躍進しているようすがうかがえる([発表リリース])。

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データの取得場所の解説、各種データの意味、さらには今件記事が関東地域のみを対象としている件についての説明は、一連の記事まとめ【定期更新記事:関東民放テレビCM動向(ゼータ・ブリッジ)】にある。そちらで確認を入れてほしい。

発表資料には多種多彩なデータが掲載されているが、そのうち企業別オンエアランキング(放送回数順位)の中から上位10位を抽出したのが次のグラフ。

↑ 企業別放送回数ランキング(2012年12月、上位10位)
↑ 企業別放送回数ランキング(2012年12月、上位10位)

ビデオリサーチコムハウスのデータを元にした記事【大企業のテレビCM出稿量推移をグラフ化してみる……(1)花王】などで解説して通り、花王は夏期はやや落ち込みを見せたあとに年末まで攻勢をかけ、1月に大きく出稿量を減らす傾向がある。今年度も秋口以降放送量が増えていたが、12月は11月と比べて多少数を落とし、今回大攻勢をかけたディー・エヌ・エーにトップの座を奪われることとなった。

一方今回月は【大企業のテレビCM出稿量推移をグラフ化してみる……(3)ハウス食品】で触れている、フリースポット広告で有名な興和(コーワ)は10位圏内から外れ、第12位にまで後退。ところが同じ記事内で同様のスタイルとして紹介しているハウス食品は7位のポジションを確保、前月から順位は上昇。一様に広告出稿全体が不調・好調とは言い切れないようだ。

常連組となった携帯電話向けサービスの事業会社では、直上にある通りディー・エヌ・エーがトップ。グリーは前月47位から6位にまでジャンプ、エヌ・ティ・ティ・ドコモやサイバーエージェントなど企業ベースのランキングでも、携帯関連企業が大いに前進しているのが確認できる。

↑ ディー・エヌ・エーのモバゲーの一つ、アイドルマスターシンデレラガールズ 「クリスマスリボン」篇(公式)。
↑ ディー・エヌ・エーのモバゲーの一つ、アイドルマスターシンデレラガールズ 「クリスマスリボン」篇(公式)

これら上位10位の企業におけるCM出稿を、テレビ局ごとにグラフ化したのが次の図。テレビ局の並びが、地デジ化した後の順番に変更されていることに注意してほしい。

↑ 企業別放送回数ランキング(2012年12月、上位10位)(局別)
↑ 企業別放送回数ランキング(2012年12月、上位10位)(局別)

企業別トップについたディー・エヌ・エーは、TBSテレビへの出稿量がやや少ないものの、それ以外の4局にはほぼ同数を展開している。他方、同様の携帯電話上でのサービス会社であるグリーは、TBSの値が飛びぬけて多く、他局宛をはるかに凌駕している。両社間の広報戦略の違いが見え隠れする形で、興味深い。

花王における日本テレビとフジテレビの多さに関しては先月と変わらず。同社の方針、あるいは提供番組による半固定化の動きのようだ。両社にとっては「上得意客」なのだろう。

他方、エヌ・ティ・ティ・ドコモはほぼすべての局に分け隔てなく広告を出している。「できるだけ多くの層に、分け隔てなく」という意図が見て取れる(インフラ系、購入層が幅広い商品を取り扱う企業に、この傾向が強い)。

最後に、企業別ではなく個別商品別のランキングは次の通りとなる。

↑ 商品別オンエアランキング(放送回数、2012年12月)
↑ 商品別オンエアランキング(放送回数、2012年12月)

企業別ランキングでも上位に位置していたディー・エヌ・エー、グリー、サイバーエージェントなど、携帯関連企業が上位を独占している。いかに各社が自社主力、あるいは新商品に注力しているかが見て取れる。本体・回線を提供する事業会社でも、ソフトバンクモバイルやauなどの姿が確認でき、それらも合わせると上位10位中6項目までが携帯絡みとなる。

一方、目新しいものとしては東宝東和の映画「レ・ミゼラブル」の上映告知が目に留まる。


↑ 映画『レ・ミゼラブル』30秒TVスポット キャスト編
↑ 映画『レ・ミゼラブル』30秒TVスポット キャスト編(公式)。直接リンクは【こちら】

2012年12月21日に公開された今映画、元々名作ミュージカル作品だったものを豪華キャストで映画化(製作国はイギリス)したもの。公開後の評判も押し並べて良く、鑑賞後にミュージカルそのものを観たいという人も少なくない。

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