聴いてる人は1日平均2時間…ラジオ視聴者の平均視聴時間などをグラフ化してみる

2013/02/08 08:45

ビデオリサーチは2013年1月17日、首都圏を対象とした自主ラジオ個人聴取率の2012年12月度における調査結果を発表した。今回は公開値を元に、日常的にラジオを聴いている人(到達者、接触者)がどれほどいるのか、そして聴いている人における聴取時間の動きを見ていくことにする。最新の2012年12月分における結果では、聴いている人全体における平均聴取時間は2時間/日だが……(【発表リリース「2012年12月度首都圏ラジオ調査まとまる」】)。

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今調査は2012年12月10日から16日にかけて無作為系統抽出法によって首都圏(東京駅を中心とする半径35キロメートル圏内)に住む12-69歳の男女に対し、1週間分の調査票を一括郵送・回収する日記式郵送留置調査方式によって行われたもので、有効回答数は2831人。

まずは全体においてラジオを聴いているか否かの割合。調査機関が一週間ということもあるが、一週間に5分以上聴取していれば「ラジオを聴いている」と見なし、ラジオ到達者・接触者として判定する。この割合の推移を示したのが次のグラフ。

↑ 全局到達率・時系列比較(週次、5時-29時、1週間累積)
↑ 全局到達率・時系列比較(週次、5時-29時、1週間累積)

縦軸の下限が62%のため実際の動きは大したものではないが、それでも2011年の震災後にやや上昇し、その1年後ぐらいから失速している動きが確認できる。直近では64.2%の人が「週5分以上はラジオを聴いている」と回答した。

これを世代別の動きで見たのが次の図。若年層ほど低く、高齢層ほど低いのは想定の範囲内だが、震災後に10代の到達率が上昇し、一時期20-34歳層を超える値を示している動きには注目したい。

↑ 全局到達率・時系列比較(週次、5時-29時、1週間累積)(世代別)
↑ 全局到達率・時系列比較(週次、5時-29時、1週間累積)(世代別)

直近では再び低下をしているものの、震災を機会に多くの若年者がラジオに耳を傾けたことになる(多分にインターネットラジオの普及によるところも大きい)。なお【radikoが4月2日正午から全国視聴可能に・民放ラジオ11局も参入】の通り、radikoが2012年4月から全国展開されたが、それによる若年層の到達率上昇の動きは確認できない(20-34歳で1ポイントほど動きがあるが、誤差の範囲に収まる)。

一方、「ラジオ聴取者における」平均的な聴取時間は次の通りとなる。ラジオを聴いている・聴いていない人双方を合わせた値から算出したものでは無いことに注意。

↑ ラジオ接触者の全局聴取分数(一人・日)(2012年12月、世代別)
↑ ラジオ接触者の全局聴取分数(一人・日)(2012年12月、世代別)

↑ ラジオ接触者の全局聴取分数(一人・日)
↑ ラジオ接触者の全局聴取分数(一人・日)

直近の2012年12月時点では全体平均で120分/日。これが10代では51分、20-34歳では83分、35-49歳では99分。50歳以上の159分が、全体平均を大きくかさ上げしている。視聴者のみに限っても、高齢者ほどよくラジオを聴くようだ。

また時系列による変化では、震災をきっかけに10分単位で増加したが、2012年に入って失速。最新の2012年12月分をはじめ、この数か月分に限っても、前年同月比で10分強の減少が確認できる。別記事ですでに触れている通り、震災によるラジオ聴取率上昇分はすでに下降を遂げているが、聴取時間においても同じ動きを見せている次第である。

グラフ化は略するが、特に中堅層での時間短縮が著しい。今後の動きが気になるところであり、今後リリースが伝えられることがあれば、継続してチェックしたいところだ。

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