ラジオの平均聴取率6.5%、高齢者は1割超えも

2013/01/25 07:30

ラジオ先日お伝えした通り、ビデオリサーチは2013年1月17日に、首都圏を対象にした「自主ラジオ個人聴取率」の2012年12月度分の調査結果を発表した。公開値によれば該当期間・調査エリアでのラジオの聴取率は、1日平均で6.5%だった。男女別では男性の方が、世代別では高齢層の方が高い値を示しており、50-69歳では平日で1割強、日曜日でも9%強もの値が確認できる(【発表リリース「2012年12月度首都圏ラジオ調査まとまる」】)。

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今調査は2012年12月10日~16日を対象期間とし、無作為系統抽出法によって首都圏(東京駅を中心とする半径35キロメートル圏内)に住む12-69歳の男女に、1週間分の調査票を一括郵送・回収する日記式郵送留置調査方式によって行われた。有効回答数は2831人。

それによると調査対象の1週間で1度でもラジオを聴いたことがある人は64.2%。聴いた人における平均聴取時間は14.0時間/週となっている。

そこで具体的に「週全体」「平日」「土曜日」「日曜日」の区分別に、個人レベルでの聴取率(該当期間(今件では1日単位)にラジオを聴いた人の割合。据え置き型ラジオ以外に携帯型、カーラジオ、さらにはインターネットによるものも含む)を確認した結果が次のグラフ。なお「週平均」「平日平均」とはそれぞれ「週全体における、1日単位での平均聴取率」「平日に限った上での、1日単位の平均聴取率」であり、例えば「1週間全体において、1度でもラジオを聴いた人の割合」ではないことに注意。

↑ 2012年12月度首都圏ラジオ・全局個人聴取率(6時-24時)(世代別)
↑ 2012年12月度首都圏ラジオ・全局個人聴取率(6時-24時)(世代別)

冒頭でも触れたが、平日・休日を合わせた全体的なラジオの平均聴取率は6.5%/日。「1週間に1度でも」なら64.2%だが、毎日聴いているか否かという切り口ならば1割にも満たない。多分に「時々」「必要な時」「曜日限定」「特定番組に絞って」など、条件を決めて聴いていることが分かる。

曜日別では概して平日の方が多い。これは今件調査における「ラジオ聴取」が、自宅以外に自宅外(出先や仕事場など)、さらには自動車備え付けのラジオ(カーラジオ)によるものも含めているから。自動車搭乗の機会が減る高齢者では、むしろ土曜日の方が聴取率が高い動きを示しているのも、その裏付けとなる。

また世代別では圧倒的に高齢者の方が高い。特に未成年者における聴取率は低く(自動車運転をしていなのも一因だが)、2%にも満たない。他方高齢者は平日・休日を問わず、1割前後がラジオを聴いている計算になる。

男女別では概して男性の方が高い値を示している。

↑ 2012年12月度首都圏ラジオ・全局個人聴取率(6時-24時)(男女別)
↑ 2012年12月度首都圏ラジオ・全局個人聴取率(6時-24時)(男女別)

女性は日中に家事をしている最中におけるラジオ聴取というパターンで値を押し上げそうだが、実際にはそれ以上に男性の方が高い。これもまた上記にある通り、自動車内でのラジオが大きな要因。詳しくは別の機会に譲るが、「車の中」に限定した週平均聴取率は、男性が3.0%なのに対し女性は1.1%でしかない。

いわゆる4マス(テレビ・ラジオ・新聞・雑誌)の中でも、広告の切り口から見れば一番先行きが懸念されているラジオ。現状としては他の媒体同様、高齢者の利用者が多い状況にある。一方【ラジオはテレビよりインターネットに近いのかもしれない】でも解説している通り、ラジオはインターネットなどの新メディアとの相性が意外に良い。今後の手の打ち方次第では、若年層の聴取率の増加も期待できるかもしれない。


■関連記事:
【主要国のラジオ業界の売上高をグラフ化してみる(2012年発表版)】

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