履歴書はパソコン打ち、それとも手書き? 新卒採用時の「都市伝説」の実態を検証してみる

2013/01/23 11:55

就職ライフネット生命は2013年1月15日、新卒採用を実施する組織の採用関係者を対象にした「採用周りの意識調査」の結果を発表した。それによると調査対象母集団(が属する組織)においては、履歴書が手書きによる応募の場合、有利に扱うとする組織は3割近くに達することが分かった。一方、パソコンなどによるワープロ打ちの方が有利とする回答は3%でしかなかった。今回はこのような「新卒採用の際の『都市伝説』」の実態について見ていくことにする(【発表リリース「新卒採用関係者の意識調査」】)。

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今調査は2012年10月26日から11月2日にかけてモバイル端末を用いたインターネット経由で、新卒採用を実施する組織の採用関係者に対して行われたもので、有効回答数は1000人=1000組織。所属組織の規模別区分は従業員100人未満が392人・100-1000人が353人・1000人以上が255人。実施機関はネットエイジア。

新卒採用のされやすさ・されにくさに関しては、昔から多種多様な「都市伝説」が存在する。例えば「履歴書はワープロ打ちはダメ、手書きにすべし」「いわるキラキラネームは敬遠される」「インターン経験者は強い」など。実態としてはどうなのか、本当に伝説に過ぎないのか、それとも実態として傾向が確認できるのか、採用担当者自身である調査対象母集団に尋ねた結果が次のグラフ。

↑ 自組織新卒採用において、どちらが有利に扱われているか(単一)
↑ 自組織新卒採用において、どちらが有利に扱われているか(単一)

大きな差異が確認できるのは「性別」「卒業時期」「会社説明会の参加」「既卒者か第二新卒か」。このうち「性別」「卒業時期」は受け入れる会社の事業種類や部局などの事情もあり、仕方がない部分が大きい。またそれ以外でも「都市部か地方か」に関しては、組織そのものの場所によるところが大きく、一概に語ることは難しい。さらに「インターン経験あり」「既卒者」「他社内定無し」などでは、企業側のリスク回避を考慮すれば、有利に扱っても仕方がないと納得はできる。

他方、例えば「体育会系か文化系か」では体育会系の方が有意な値が出ていたり、「履歴書の書かれ方」では手書き、「キラキラネームか古風な名前」では後者の方がわずかに有意だったりと、「都市伝説」を裏付ける結果も出ている。

あくまでも今件は調査対象母集団内だけの結果であり、すべての企業で同様の結果が出るとは限らない。さらに今回は公開されていないが、企業規模や事業業種、さらには募集部門により違いも生じるはず。一方でそれを考慮しても、興味深い結果であることもまた事実ではある。


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