「お金に余裕が無いので自動車を持てない」新成人は約3/4

2013/01/15 06:30

自動車持ちの若者ソニー損保は2013年1月10日、新成人に対するカーライフ意識調査結果を発表した。それによると調査対象母集団においては、自動車を所有する経済的な余裕が無い人は3/4に達していることが分かった。男女間に差異はほとんどないが、居住地別では都心部の方が「余裕が無い」回答率が高い動きを示している。自動車そのものの価格ではなく、維持にかかる費用の点で、都市部は地方よりも大きな負担を強いられるからだと考えられる(【発表リリース】)。

スポンサードリンク


今調査は2012年11月29日から12月11日にかけて、新成人(1992年4月2日-1993年4月1日生まれ)男性500名・女性500名に対し、インターネット経由で行われたもの。実施機関はネットエイジア。

自動車は行動範囲を格段に広いものとし、多種多様な便宜性を持つ、多くの人の日常生活には欠かせないツール。しかし同時に、本体購入費、燃料代、整備代、車検代、保険料、駐車場料金など、何かとお金がかかるのも事実。大人の仲間入りをしたばかりで、財力が心もとない新成人にとって、自動車を所有する余裕があるだろうか……と当事者に尋ねた結果が次のグラフ。当然のごとく、「経済的な余裕が無い」とする人が多数を占めている。

↑ 「自動車を所有する経済的な余裕が無い」
↑ 「自動車を所有する経済的な余裕が無い」

全体では73.6%が「余裕なし」派、17.0%が「態度留保」派、そして「余裕ある(ので自動車は買える(買う意欲があるか否かは別))」派は9.4%でしかない。中には経済的余裕が無くとも自動車を所有しなければならない人もいるだろうが、ともあれ成人したばかりの人にとって自動車保有は、経済面で厳しいことが分かる。

属性別に見ると、男女別ではほとんど変化はないものの、居住地域別では都心部の方が高い「余裕なし」派率を見せているのが分かる。これは自動車本体の購入費はともかく、駐車場代などの維持費において、地方より都心部の方が負担が大きいための結果と考えられる。特に都心部住まいの女性は8割を超える「余裕なし」派という結果が出ている。

自動車歳を重ねるに連れて経済的な余裕が出来るため、「お金が無いので自動車は持てない」とする意見は減少していくことが予想される。一方、例えば女性の場合には子供の学校への送り迎えや、パート先への移動手段、さらには買い物での荷物運搬など、家庭生活で色々と役立つ場面も多く、若年層のうちから自動車を保有できる環境の整備が、多方面(特に婚姻周りでの)へのプラス効果をもたらす可能性がある。

「経済が活性化することで、多分の社会的問題は解決に向かう」との原則も合わせ、若年層の自動車取得・利用のハードルを下げる工夫を、業界も行政も手掛けてほしいものだ。


■関連記事:
【新成人がもっとも欲しい自動車は「キューブ」、女性はコンパクトカーがお好き】

スポンサードリンク




▲ページの先頭に戻る    « 前記事|次記事 »

(C)2005-2016 ガベージニュース/JGNN|お問い合わせ|サイトマップ|プライバシーポリシー