EU諸国の世帯単位でのインターネット・ブロードバンド普及率をグラフ化してみる

2013/01/18 08:30

インターネット【EU統計局(Eurostat)】は2012年12月18日、EU諸国及びその周辺国におけるインターネットそのものや、それを用いたサービスの普及状況を記した報告書【More than half of internet users post messages to social media…(PDF)】を発表した。それによると2012年時点でEU諸国における世帯ベースでのインターネット普及率は76%であることが分かった。ブロードバンド普及率は72%に及んでいる。2006年時点におけるインターネット普及率は49%に留まっており、6年間で27ポイントもの上昇を見せたことになる。

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今調査の調査期間は2012年の第1四半期で、少なくとも一人が16-74歳の世帯を対象としている。また、パソコンだけでなく、各種モバイル端末経由によるインターネットアクセスも対象要件としている。

それによるとEU圏27か国の平均的インターネット普及率(世帯単位)は76%。4世帯のうち3世帯が何らかの形でインターネットにアクセスできる計算となる(ブロードバンド、ナローバンドを問わずであることに注意)。

↑ EU圏などにおけるインターネット普及率(世帯単位)(2012年)
↑ EU圏などにおけるインターネット普及率(世帯単位)(2012年)

もっとも普及率が高いのはアイスランドで95%。次いでオランダの94%、ルクセンブルグ・ノルウェーの93%、デンマーク・スウェーデンの92%と続く。北欧諸国における普及率が高いのが目に留まる。

一方、もっとも低いのはトルコで47%。次いでブルガリアの51%、ルーマニア・ギリシャの54%、モンテネグロの55%。とはいえこれらの国でも2世帯に1世帯ほどの割合でインターネットは普及している計算。

これをリリースに記載されている2006年・2009年時点の値と併記したのが次のグラフ。


↑ EU圏などにおけるインターネット普及率(世帯単位・推移)
↑ EU圏などにおけるインターネット普及率(世帯単位・推移)

いずれの国もこの6年間で随時普及率が上がっているのと共に、現時点で上位にある国の多くは元々普及率的に進んでいる状態だったのが分かる。他方、下位層の国では2006年時点では20-40%前後だったものが、6年間、特に2006年から2009年にかけて大いに上昇を果たしている。中にはブルガリアのように2009年からの3年間で猛烈な巻き返しを図った国もあるが、いずれにせよ上昇機運は高いことに違いない。

なお冒頭にある通り、今件「インターネット接続」にはモバイル機でのアクセスも該当する。特に新興国ではモバイルインターネットによるアクセスが回答率上昇に貢献した事例も少なくなあるまい。

ちなみにブロードバンド普及率も、インターネット普及率に沿う形で伸びている。直近2012年ではEU27か国で72%。もっとも高いのはアイスランドで91%。

↑ EU圏などにおけるインターネット・ブロードバンド普及率(世帯単位)(2012年)
↑ EU圏などにおけるインターネット・ブロードバンド普及率(世帯単位)(2012年)

中にはルクセンブルグやアイルランドのように、インターネット普及率・ブロードバンド普及率に大きな差異がある国も見受けられるが、ほとんどの事例では両者間には数ポイントの差しかない。インターネットを利用できる世帯の多分で、すでにブロードバンド環境が用意され、その環境下で各種サービスを利用していると考えられる。

今件について見方を変えれば、トルコ以外の国では過半数の世帯においてブロードバンド環境が整備されている計算となる。6年前のインターネット49%、ブロードバンド30%(EU平均)、低い国ではギリシャで4%・ルーマニアで5%(いずれもブロードバンド)と比較すると、加速度的な浸透といえよう。


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