ソーシャルメディアの利用率、米英露が約5割、日本は…?

2013/01/14 18:00

世界とネット網アメリカの調査機関【Pew Research Center】は2012年12月12日、世界主要国におけるソーシャルメディアの使用性向に関する調査報告書【Social Networking Popular Across Globe】を発表した。それによれば18歳以上の大人においてイギリスでは52%、アメリカ合衆国やロシアでも50%の人がソーシャルメディア(Facebook以外にツイッター、YouTubeや各国での主要サービス(Tuenti、Orkutなど)含む)を利用した経験があることが分かった。日本は30%と低めの値を示しているが、同時に「インターネットへのアクセス経験はあるが、ソーシャルメディアを使ったことが無い」人の割合が高く、ソーシャルメディア利用者率を上回っているのが確認できる。

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今調査は2012年3月から4月にかけて、各国18歳以上の800人-約4000人に対し対面あるいは電話による通話形式でのインタビューで実施されたもので、中国以外では国勢調査の結果に基づいたウェイトバックが行われている。また国別の習慣や国内情勢、言語などの違いにより、質問などの点で完全に同じ条件下で行われたとは言い切れないことに留意しておく必要がある。

Facebookをはじめとするソーシャルメディアが爆発的な浸透率を果たし、人々のコミュニケーション手段として重要な役割を担うようになったのは、ここ数年の話。特に機動力に優れたモバイル系端末の普及が、ソーシャルメディアの普及を強力に推し進めている。

今調査では「インターネットを(「時々」以上の頻度で)使ったことがあるか」と聞いた上で、利用したことがある人にソーシャルメディアの利用経験があるか否かを尋ねている。その結果が次のグラフ。

↑ ソーシャルメディアを使ったことがあるか
↑ ソーシャルメディアを使ったことがあるか

18歳以上限定ではあるが、イギリス・アメリカ合衆国・ロシアでは半数以上の人がソーシャルメディアの利用経験を持っている。チェコやスペインでもほぼ半数に至っている。元々これらの国ではインターネット普及率が高いのもソーシャルメディア普及の一因ではあるが、それでもネット利用者の6割以上がソーシャルメディア利用者であり、非常に好まれていることが分かる。

日本はといえば、利用率は30%。インターネット利用率がほぼ2/3で、思った以上に低め(もっとも設問上「時々」以上の頻度でないと「ネット無し」に該当するので、頻度の低い高齢者の多分が「無し」判定を下されたものと思われる)。そしてインターネット利用者のうちソーシャルメディア利用者が半数以下という、数少ない国に該当してしまっている。同じ条件下にある国は、今回取り上げられた中ではドイツのみ。

やや奇妙にも見えるが、「日本はmixiが入っていないからでは?」という可能性も思い当たる。しかし設問中に「日本ではソーシャルメディアの事例においてMixi、Facebook、ツイッターが該当」とあり、その推測も的外れであることが分かる。今件に関する詳しい解説は報告書には無いが、興味深い傾向として記憶に留めたいところだ。


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