【更新】一般道・後部座席では36%のみ…JAF、シートベルト着用率発表(2016年)(最新)

2016/12/22 10:04

JAF(社団法人日本自動車連盟)と警察庁は2016年12月20日、自家用乗用車などの利用者を対象に同年10月に実施した「シートベルト着用状況全国調査」の結果を発表した。それによると一般道での運転者の着用率は前年比プラス0.1%ポイントの98.5%、高速道路などでは前年比プラス0.1%ポイントの99.5%と高い割合だったのに対し、後部座席はそれぞれ36.0%(プラス0.9%ポイント)・71.8%(プラス0.5%ポイント)だったことが分かった。JAFなどでは運転者はもちろんのこと、後部座席をはじめとした同乗者にも自発的・積極的にシートベルトを着用するよう注意喚起をしている(【発表リリース:JAFホームページ内で注意喚起「後席シートベルト、"3人に1人"の低い着用率」】)。

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↑ シートベルト着用状況全国調査(2016年)によるシートベルト着用率
↑ シートベルト着用状況全国調査(2016年)によるシートベルト着用率

【戦後の交通事故・負傷者・死亡者をグラフ化してみる】【シートベルトとエアバッグのデータをグラフ化してみる-「戦後の交通事故・負傷者・死亡者をグラフ化してみる」後日談】などで解説している通り、シートベルトは正しく着用することで、「確実に」交通事故による犠牲者が減ることは数字の上でも証明済み。【警察庁の広報ページ「命を守るシートベルト〜全ての座席で着用しましょう」】でも「自動車乗車中死者のうち、シートベルト非着用者が車外放出になった割合は、着用者の21倍」「自動車乗車中死者に関して、後部座席ではシートベルト着用者は車外放出されていない」など、それを裏付ける値が呈されている。関係者・団体による啓蒙活動などが功を奏し、少しずつ着用率は上昇しているが、いまだ100%には至っていない。

また2008年の改正道路交通法施行(後部座席も含めた全席シートベルト着用義務化)に伴い、後部座席においても着用率は2008年から急激な上昇を示している。それでも高速道などで7割強・一般道では3割強と、前部座席と比べて着用率はまだ低く、さらなる啓蒙が必要とされる。

↑ 一般道におけるシートベルト着用率推移
↑ 一般道におけるシートベルト着用率推移

↑ 高速道等におけるシートベルト着用率推移
↑ 高速道等におけるシートベルト着用率推移

さらに上記グラフを見れば分かるのだが、全般的に高速道などにおける着用率の方が、一般道と比べて高い。これは高速道の方が運転速度が速く、その分事故の際のリスクが大きい(と認識されている)ため、運転者なども身構え、気をつける割合が高い結果によるもの。しかしながら一般道での走行速度でも、万一の際におけるシートベルトの着用の有無による「リスク」の差は極めて大きい。

「普通の道路の速度なら、シートベルトをしなくても問題ないだろう」「事故など滅多に起きない」「面倒くさい」「きゅうくつだから」「目的地まで数分で行けるから」「エアバッグがあるから」「注意しているから事故など起こすはずがない」「後ろの座席は安全だから」との油断は禁物。ここ数年は後部座席でも着用率は少しずつ上昇しているものの、それでもまだ運転席における着用率と比べればはるかに低い。「自動車に乗ったらまずは全員がシートベルト」を習慣とするよう、運転手も同乗者も皆、心がけてほしい。

特に後部座席に座る子供は、シートベルトの着用を嫌がる傾向がある。その時にはまず運転席・助手席などの親が着用し、その姿を自慢しながら教え諭すことをお勧めする。子供は概して親の真似をするもの。親が積極的に、嬉しそうにシートベルトをすることで、子供も積極的につけるようになるに違いない。


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※2016/12/22 JAFからデータの修正報告がありました関係で一部データ、文面のアップデートを行いました

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