主要国のネットユーザーのデジタルコンテンツ購入性向(2012年発表版)
2013/01/15 08:30


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インターネットを経由した「お買物」には、対象サービス・商品の視点で区別すると、「物理的商品・サービス」と「デジタルコンテンツ」に大別できる。後者はインターネットで配信される新聞や雑誌、有料動画、電子書籍、音楽データ、さらにはアプリケーションなども含まれる(ダウンロードゲームも然り)。そこでインターネットを利用している人に向けて、デジタルコンテンツをどの程度の頻度で購入しているか(お金を払って権利を取得している、という意味)について聞いた結果が次のグラフ。

↑ デジタルコンテンツを「購入」してますか(インターネット利用者対象、2012年9月)
まず中国の特異性が目に留まる。これは以前別記事でも解説したが、「調査対象のうち中国の回答者は、同国におけるアーリーアダプター(新技術などが登場した際に、早期に購入利用する・できる人。金銭的にも余裕があり、積極行動を取る場合が多い)で占められており、他の諸外国と比べて高い値を示してしまっている」。とはいえ、過半数が「時々・しばしばデジタルコンテンツを購入する」で、購入経験が無い人は2割にも届かないという状況は、やはり驚くべきものといえる。
その他の国では購入頻度の高い人は1-2割、「たまに」派が2割前後、「経験無し」が過半数という状況。ややフランスが低く、アメリカや日本、オーストラリアなどが高め。デジタルコンテンツの購入性向は、世界全体としてはまだそれほど高くは無いようだ。

■関連記事:
【「着メロ」「着うた」などの有料音楽配信販売数と売上(2011年版)】
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