際立つ日本の特異性…主要国のソーシャルメディア利用率をグラフ化してみる(2012年発表版)

2013/01/13 12:00

インターネット昨年末の2012年12月25日に掲載した【世界主要国のテレビ視聴時間をグラフ化してみる(2012年発表版)】で解説したように、イギリス情報通信庁は2012年12月14日までに、同庁が年ベースで定期的に発表している、世界の通信業界やメディアの動向を精査したレポート「International Communications Market Report」の最新版【International Communications Market Report 2012】を同省サイトにて公開した。元々イギリス国内向けであることから同国中心の内容だが、イギリス以外の国から見ても有意義なデータが多数盛り込まれ、検証に値する内容に仕上がっている。今回はその中から「主要国における三大ソーシャルメディアの利用状況」を見て行くことにする。

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mixiやFacebook、ツイッターなどの「ソーシャルメディア」は、ここ数年の間インターネット業界では注目の的となっている。広義的にはソーシャルメディアに含まれる、これまで主流のサービスだった掲示板やブログの代替サービスとして多くの人が活用し、生活必需品・インフラ的な立ち位置とまで認識している人も少なくない。今件ではそれらソーシャルメディアの中から「Facebook」「ツイッター」、そして「Google+」を選り抜き、「デスクトップ・ノートパソコン経由での」利用率を確認したものである。モバイル系端末経由は今件では尋ねていないので注意が必要。

↑ ノート・デスクトップPCにおける各ソーシャルメディア利用率(2012年8月)
↑ ノート・デスクトップPCにおける各ソーシャルメディア利用率(2012年8月)

上場を果たし文字通り世界最強のソーシャルメディアとして君臨する「Facebook」の利用率は、いずれの国でも高めで6-7割。ただし日本は別で、3割にとどまっている。これは【Facebookユーザーの各国対人口比などをグラフ化してみる(2011年12月版)】などでも説明しているが、言語の壁があったことに加え、mixiなどの類似ソーシャルメディアがすでに多数の人に利用されていたことを起因とする。

「Google+」そのものは比較的新しいサービスだが、既存のGoogleのサービスとの連動性もあり、すでに1割前後の人が利用している。イギリス・スペインでは2割に届く勢い(日本はゼロでは無く未調査。ただし実際には5%あれば良い方だろう)。

ソーシャルメディア「Facebook」同様「ツイッター」でも日本の特異性が目に留まる。他国では1割内外に留まっているのに対し、日本では1/4に近い値23%を示している。「Facebook」の28%に肩を並べるレベル。この動きについてレポートでは「Facebookの日本国内への本格展開が他国に比べて遅かったのに加え、実名主義を嫌う傾向があったこと、そして仮名で使えるツイッターが先行普及していたことなどにより、日本ではFacebookの普及が遅れている」と説明している。まさに適切な解説といえよう。

とはいえ日本国内でも、Facebookの利用者が増えていることに違いは無い。今後数年のうちに、さらに利用率は高まりを見せるに違いない。一方、実名主義を嫌う傾向にも変わりは無く、他国のようなFacebookの独走状態にはならないだろう。


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