ノートパソコンやや優勢…主要国の「自宅にあるネット接続ツール」の普及状況(2012年発表版)
2013/01/10 11:55


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インターネットに接続できる機器はパソコンに限定してもデスクトップパソコン、ノートブック・ネットブック、さらには家庭用ゲーム機、スマートテレビなどが挙げられる。昨今ではゲーム機も高性能化して据え置き型ではインターネット接続が当たり前となり、パソコンではデスクトップとノートブックの利用・普及状況の立ち位置が入れ替わりを見せつつある。
このような状況下において、「自宅で使っている、インターネット接続機器」(接続目的は何でも良い。例えばウェブ閲覧以外に電子メールの送受信、オンラインゲームのプレイ、ファイルのダウンロードなどが挙げられる)を聞いた結果が次のグラフ。携帯電話などのモバイル系端末については、別途機会を改めて触れるので、今回は取り上げていない。また、あくまでも何らかのネット接続環境を持つ人に限り尋ねていることに注意(つまり世帯全体に占める割合では無い)。

↑ 家庭内にある、普段インターネットへ接続している機器(2012年9月、18歳以上、複数回答)(何らかの機器を所有し、インターネットにアクセスしている人限定)
全体的なイメージとしては「ノート優勢、続いてデスクトップ」という感がある。詳しく見るとフランスやアメリカ、スペインではまだデスクトップが上位にあるが、その差はごくわずか。数年前の「デスクトップパソコンがメインで、ノートはサブマシン的な存在」という状況がウソのような現状ではある。
他方ゲーム機やスマートテレビも、多少ながら数字を示している。特に中国はデスクトップ・ノートパソコンだけでなくスマートテレビの値も高いが、これについてレポートでは「調査対象のうち中国の回答者は、同国におけるアーリーアダプター(新技術などが登場した際に、早期に購入利用する・できる人)で占められており、他の諸外国と比べて高い値を示してしまっている」と解説している。
デスクトップとノートパソコンの立ち位置が逆転したのは、主にノートパソコンサイドの技術進歩とパソコン市場全体の相場安定・廉価化が原因。この動きは各国で生じており、今後さらに加速化するに違いない。
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