米は通信だけで25兆円…主要国のコミュニケーション業界での売り上げをグラフ化してみる(2012年発表版)

2013/01/03 18:00

通信事業先に【世界主要国のテレビ視聴時間をグラフ化してみる(2012年発表版)】でも記したが、イギリスの情報通信庁は2012年12月14日までに、同庁が毎年発表している、世界各国の通信業界・メディア動向をまとめたレポート「International Communications Market Report」の最新版にあたる【International Communications Market Report 2012】を公開した。発信元の都合もありイギリス中心の内容ではあり、金額の単位に同国通貨のポンド使われているが、有意義なデータが多数盛り込まれていて、注目すべき内容といえる。今回はその中から「主要国でのコミュニケーション業界における売上高の現況」を見て行くことにする。

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今項目ではコミュニケーション分野の代表的業界として「通信全般(電話通信)」「テレビ」「郵便」「ラジオ」の4項目を抽出。各業界の2011年における売り上げを積み上げたもの。なお元グラフの1単位10億ポンド(1370億円)未満のものは、多分に(元グラフでも)切り捨てられている。

↑ コミュニケーション分野での売上(2011年、億ポンド=137億円)
↑ コミュニケーション分野での売上(2011年、億ポンド=137億円)

まず目に留まるのはアメリカの市場規模の大きさ。通信分野だけで1860億ポンド、約25兆5000億円。この部分だけで第2位の日本全体をはるかに凌駕している。人口の大きさも一因だが、それ以上に同国でいかにコミュニケーション市場が成熟しているかがうかがえる。他にもテレビだけで1000億ポンド(13兆7000億円)で、これ単独でも他国の他項目を合わせたものと比較しても世界第3位になる。これらの売り上げを1年間ではじき出すのだから、すさまじい。

日本は第2位。アメリカの半分程度とはいえ、通信分野だけで900億ポンド・12兆3000億円。テレビ・郵便・ラジオまで合わせると1380億ポンド・18.9兆円に登る。第3位は中国だが、これは多分に、日本やアメリカ以上に人口の多さによるところが大きい。実際、国別人口一人あたりの売上で見ると、アメリカが1078ポンド・日本が1083ポンドなのに対し、中国は64ポンドでしかない。

市場の大きさはそのままその業界の影響力や勢いを示す。大きな市場なら相乗効果も大きいと判断し、他業界からのアプローチも活発なものとなる。見方を変えれば、その大きな市場で「厳しい」という意見が業界内から聞こえて来るのは、何らかの問題を内包しているのかもしれない。


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